USCPAは意味ない?役に立たないと言われる理由6つを解説!
「USCPAはキャリアに役に立つ?」。
「お金や時間をかけて合格しても年収アップできないのはイヤだ」
「「意味ない」というネット情報を見て不安になってきた」
USCPAのようにお金や時間をかける資格は「本当に必要なのか?」と不安になりますよね
ぼくもUSCPAが気になってから予備校を申し込むまでに2か月近く悩みました…
でも、実はUSCPAはあなたのキャリアを変える大きな武器になる資格なんです。
大切なのは、「自分にとって意味があるかどうか」を正しく知ること。
この記事では、USCPAが意味ないと言われる理由と【意味ない派のホンネ】を解説します
ポイントはこちら。
この記事を読むことでUSCPAがあなたにとってどれだけ価値があるか、納得して判断できるようになります。
「本当に意味がないのか?」と悩んでいるいまこそ、この記事でスッキリ解決しましょう!
USCPAが「意味がない」と言われる理由【誤解あり】
USCPAが「意味がない」とされる理由には、間違ったイメージや試験制度の難しさが関係しています。
日本で監査業務ができない
日本では、監査業務は公認会計士の独占業務です。
USCPAが日本で監査に関われるのは補助業務までです。たとえば、
- 監査チームのメンバーとして参加
- データ分析や資料作成のサポート
- 海外子会社の監査結果のチェック
日本で監査業務をやりたいという人はUSCPAだけでは不十分です。
日本で監査報告書にサインできるのは公認会計士の特権です
知名度が低く評価されにくい
- 中小企業中心に知名度が低い
- グローバル企業でないと評価されにくい
- 資格の評価が採用担当者にかかっている
USCPAは、中小企業や国内市場がメインの企業を中心に評価されないケースもあります。
一方で、日系グローバル企業や外資系企業では評価されること間違いなしです!
合格率が高いので合格しやすいと誤解されている
USCPAは合格率が高いというイメージから、実際の難易度が過小評価されることがあります。
しかし、USCPAには厳しい受験資格があり、高い受験料がかかるので受験するまでのハードルが高いです。
公認会計士試験は年齢や学歴などの受験資格はありませんが、USCPAは(4年制)大学卒業で、必要な単位数を取っておく必要があります。
USCPAにかかるお金や受験資格は【USCPAはコスパ悪いのか?】で解説しているので参考にしてみてくださいね。
日本企業での就職や転職で役に立たない?
- 外資系企業では評価される
- 日本の中小企業では資格が活かしにくい
- 経理以外の人にとってはマイナーな資格
たとえば、USCPAを持っていても、日本企業の経理部門で評価されるには実務経験も重要視されます。
そのため、資格だけでなくどう実務で活かすかをアピールできるかが重要です。
経理でも人気企業には優秀な人が集まります。
USCPAホルダーでも実務経験で差別化できると希望のポジションに近づけますよ!
実務経験がないとライセンス取得が難しい
実際、USCPA試験に合格している人のうち3人に1人はライセンスを持っていません。(アビタス卒業生調査による)
USCPAのライセンスを取るには実務経験だけでなく、倫理試験に合格する必要がありライセンス取得が難しいと感じる人もいます。
アメリカの会計基準なので活躍の場が限られる
- あくまで米国会計基準の資格
- 日本で働くなら日本基準も知らないと仕事できない
- 米国基準はIFRSとの差異が小さいのがメリット
日本で働くなら日本の会計基準や税法も理解していないと、USCPAを十分に活かせません。
外資系企業でも欧米の本社と日本基準の橋渡し役になることを期待されるので、日本の会計基準や税制の知識も深めましょう。
USCPAは本当に意味がないのか?
USCPAの価値を正しく理解し自分のキャリアに役立つならば、取ってムダはありませんよ!
USCPAは意味がないと言う人のホンネ
USCPAが自分にとって意味があるかどうかは、USCPAを取る前の状況と取得する目的、活かし方によって大きく変わります。
USCPAが意味がないとされる主な理由には、以下のようなものがあります。
- もともと年収が高かった
- 海外とかかわりのある仕事をしていない
- 日本がメインの企業を目指している
- 公認会計士試験に合格している
- 経理の仕事をせず、予定もない
例えば、USCPAの平均年収は602万円なので、すでに600万円以上の年収がある人は年収アップにつながらないですね。
USCPAを活かせるかどうか十分に考えてから勉強を始めましょうね。
USCPAをキャリアの武器にできる人
- 会計実務の足りない分野をカバーしたい人
- 英語力もつけてグローバル企業で働く
- 昇給や資格手当で年収アップを目指す
USCPAは、米国基準の会計知識を持つことを証明するもので、外資系企業やグローバル日系企業で強い武器となります。
また、BIG4と呼ばれる大手監査法人では、USCPA資格を持っていることで公認会計士を持っていなくても昇進に近づけます。
そして何よりも、合格後もキャリアを磨き続ける努力ができる人が生き残る世界でもあります。
USCPAで良かったと思うことはたくさんあったけど、損したと思ったことはない。
国内でも海外でも、USCPAだとすごい!と言われ、誇りをもって働いてきた。とはいえ、USCPA資格だけに頼らない。
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必要な勉強や実務経験もしっかり積む。
USCPA資格はアピールで使いつつ、資格に見合う努力もし続ける😊
実際にUSCPAを取得した人の成功事例
30代未経験、マネジメント経験なしのFラン卒でもUSCPA取得後の書類通過率は良かった。
Big4アドバイザリー、メガバンク財務など、Fラン新卒時には相手にされなかったような企業も、少なくとも面接には進めた。
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でも監査部門は、書類含め全落ち。あながちエージェントの言うことは間違ってなかった。
USCPAでリーディング力が勝手に上がったのはほんと良かった。
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どれだけ単語や文法頑張っても、TOEICのPart7伸ばすのはほんと大変…とスコア伸び悩む人を見て思う。
長文読む勉強してないのにTOEICと英検準1級の長文これだけ取れたのは、TBS泣きそうになりながら解いた日々のおかげだな。
💫大学の時に時間費やして良かったなと思うことTOP3
1位 英語と交換留学
2位 USCPA取得
3位 海外旅行皆さんのTOP3は何ですか?😎
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私はもしあの時(29歳になる年)USCPAを取っていなかったら…と思うと、ゾッとします。それ位、USCPAの取得は私のキャリアに大きな影響を与えました。USCPAを取って本当に良かったと心から思っています。そして、そんな人が一人でも増えたらいいな、という想いで、USCPAの講師の仕事をしています。
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USCPA合格までの道には長い時間と努力とお金が必要ですが、その先に広がるキャリアの可能性は非常に大きいと言えます。
ぼくも経理一筋のキャリアでしたが転職するのに簿記以外の武器が必要だと思い、USCPAを取りました。
結果、残業の多いブラック企業から、年収を上げながら残業ほぼゼロ企業に転職できました。
米国公認会計士の資格をとるメリット
会計の専門性と語学力を証明できる
日本にいながらグローバルに会計の専門性をアピールできます。
実際、9割近い人が職場で評価されたと回答しています。
(アビタス卒業者データより)
経理に強い人は大手企業にもたくさんいますが、
- 英語は苦手
- 英語の財務諸表は読めない
- 海外子会社の監査はやりたくない
という人もいます。
実際、ぼくの勤めていた会社では外国関連の仕事をずっと担当していました。(ほかにお願いできる人がいなかったので)
大手企業でも経理&英語ができる人は重宝されますよ。
また、USCPAは監査法人だけでなく多国籍企業でも強みになります。
⇩【求人】総合商社内部監査ポジションの例⇩
USCPAがあれば、財務分析、内部監査、税務アドバイザリーなど、幅広い分野で専門性を活かせるのでキャリアの選択肢が広がりますよ。
4大監査法人(Big4)の採用に有利になる
USCPAは監査法人や会計事務所、コンサルでも活躍しています。
(アビタス卒業者データより)
実際、ぼくもUSCPA合格後にAB Careerのサポートを得てBig4から内定をいただきました。
監査法人は公認会計士のイメージが強いですが、監査部門以外にもアドバイザリー部門があり、事業会社の経験がある人を積極的に採用していますよ。
⇩【求人】BIG4の財務アドバイザリーポジションの例⇩
年収アップ・大企業転職を目指せる
USCPAを取ると、キャリアアップや年収アップにもつながります。
(アビタス卒業者データより)
実際に、合格者の4割が希望する転職や異動を実現できています。
また、20%近くの人が年収アップ、7%の人が昇進を果たしているのでキャリアアップにつながっていることがわかりますね。
USCPA取得がおすすめの人
会計の専門性を磨きたい人
- 英語を使って仕事をしたい人
- 日本基準以外の会計基準を学びたい人
- 英語と会計のスキルを同時に向上させたい人
「公認会計士の資格はハードルが高い…」という人にはUSCPAがおすすめです。
英語での試験ですが問題文は比較的シンプルなので英語アレルギーでなければ問題なく合格目指せますよ。
実際、予備校のアビタスのテキストは日本語で作られているので、日本語でインプットして英語で問題演習の順で勉強できます。
(アビタス公式HPより)
TOEIC500点くらいの人も英語で専門用語を覚えていけるので、無理なく英語にも慣れることができますよ。
ぼくも知らない英単語があれば、単語帳アプリに登録して復習してました。
グローバル企業・外資系企業で働きたい人
- 海外子会社の管理や財務報告を担当したい人
- 国際的なプロジェクトに参加したい人
- 将来、海外赴任を目指している人
USCPAは日系のグローバル企業や外資系企業で働きたい人にぴったりです。
実際、USCPA保有者の半数以上は事業会社で活躍しています。
(アビタス卒業者データより)
監査法人・コンサルをめざす人
- これまでの経験を活かしてキャリアアップしたい人
- 監査法人で働きたい人
- コンサルティング会社で多くの企業と関わりたい人
監査法人やコンサル業界ではUSCPAも積極的に採用しています。
ここ数年はIFRS導入やDX化のプロジェクトが進んでいるので、事業会社での経理経験者でも十分活躍のチャンスがあります。
公認会計士だけでなく、USCPAホルダーも多数所属しているので、専門性を活かしてキャリアアップを目指せますよ。
Big4ではUSCPAホルダーのパートナーも活躍されていますよ
失敗しないUSCPA受験のコツ
合格後の目標をはっきりさせる
- 海外プロジェクトを任されるようになる
- 資格手当をもらって年収アップする
- 外資系企業で働く
- 監査法人やコンサル業界で専門性を磨く
資格勉強は2年近くかかります。
途中でモチベーションを落としてしまわないように合格後に達成したいことをハッキリとさせておきましょう。
独学ではなく予備校アビタスを活用
USCPAを受けるには、出願する州を選び、受験資格の審査を受けて、と初めての人には面倒な手続きが多くあります。
独学で手続きをすると遠回りをしてしまって、挫折してしまうリスク大です。
でも安心してください。
日本での合格実績No1のアビタスなら、5年間の受講サポートつきなので受験手続き、科目ごとの学習、合格後のライセンス取得まで全てサポートしてくれます。
日本人合格者の3人に2人が利用!
平日の夜や土日にもUSCPA試験制度の説明会が実施されているので、最新情報をぜひチェックしてみてくださいね。
説明会の中ではテキストや講義動画のサンプルも見せてくれるので、勉強のイメージがつきますよ。
細かく目標を作ってモチベーションキープ
働きながらの資格勉強はやる気をキープするのが一番のハードルです。
1か月後、3か月後の目標を作って、少しずつ達成していきましょう。
- 今月のうちにテキストを1周させる
- 来月模試を受ける
- 3か月後に受験する など
ぼくは科目合格するたびにおいしいものを食べに行ったりしました。
USCPAの資格取得は簡単ではありませんが、正しい方法と計画があれば誰でも達成可能です。
頑張るあなたを応援しています!
【まとめ】USCPAの価値を理解してキャリアアップしよう!
- USCPAは「意味がない」とされる理由は、日本では独占業務がなく、知名度も低い点にある
- 日本で監査業務を行いたい場合は公認会計士資格が必要
- 中小企業では評価されにくいが、外資系や日系グローバル企業では高く評価される
- 合格率の高さが実際の難易度を過小評価される原因
- 資格取得後に活かすためには実務経験や専門性のアピールが重要
USCPAは、日本では公認会計士の独占業務を補助する立場でしか働けませんが、グローバル企業や外資系企業ではキャリアアップの大きな武器になります。
取得には時間や費用、努力が必要ですが、正しい計画と実務経験を積むことで活用の幅が広がります。
USCPA資格を取得することで、日本や海外の多国籍企業でのキャリアアップが目指せます。
外資系企業やグローバル日系企業で働きたい人には特におすすめです!
よくあるQ&A
USCPAはどんな試験?
USCPA(米国公認会計士)は、合計4科目にそれぞれ合格する必要のある試験です。
科目は必須科目3つと選択科目3つから1つを選びます。
試験はテストセンターで受験します。
日本では東京(御茶ノ水)・大阪(中津)の2か所で受けられます。
試験は毎月受けられるので自分のペースで勉強しやすいですよ。
出題は選択式は2パターン。
- 4択問題のMultiple Choice(MC)
- 数値入力・穴埋め問題のTask-Based Simulation(TBS)
MC問題のサンプル⇩
(米国公認会計士協会HPより)
試験時間は全科目4時間です。(途中休憩時間あり)
試験の最新情報はアビタスが随時アップデートしてくれるので、最新情報をチェックするようにしましょう。
USCPAの受験資格は?
USCPA試験はアメリカの州に対して出願します。
受験の要件は州によって異なりますが、一般的な条件は以下のとおりです。
- 学位: 基本的には大学卒業(学士号)が必要です。
- 取得単位数: 会計やビジネス関連の科目で最低24単位が必要です。
州によっては一定の実務経験が必要な場合もありますので、事前に確認しましょう。
自分に合った出願州の選定は、予備校のアビタスが無料でチェックしてくれます。
気になる人は早めに依頼して準備を始めましょう。
単位診断を申し込む(申し込みページにジャンプ)🔗
USCPAについてもっと調べる
USCPAはどんな人が受験している?
(アビタス受講者データより)
予備校に通う人の半数近くが20代でした。
(アビタス受講者データより)
USCPAを勉強する人の8割近くは経理経験のない人です。
(アビタス受講者データより)
USCPA受験者のうち転職を希望している人は4割超でした。