経理の転職
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新卒経理は辛い?辞めたいときに楽になるヒント4つ紹介!

新卒経理辛い
yoshi2305
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この記事でわかること

「経理に興味あるけど新人にはキツイ?」とためらってませんか?

実際、新人から経理の仕事をするのは正直しんどかったです。

ただし、しんどい理由は社会人1年目ならではの辛さや、経理の専門性の高さによるものが大きいので、2年目からは楽に仕事できるようになりますよ

この記事では、新人経理が感じる辛さのポイントや新人で経理になって感じたメリット・デメリットと辛い日々を少しでも楽にするコツなどを紹介します。

記事を読み終えると、新人経理で感じる辛いポイントと対処法がわかり、経理でキャリアを積み上げていくヒントが見つかりますよ!

>>新人経理が感じる辛いポイントはここから飛べます!

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よし
よし
優柔不断な経理マン
Profile
- 34才でブラック企業から転職
- 1社目は地方勤務で残業続き
- ただ仕事に追われて20代が終了
- 30才過ぎてから転職を決意
- 2社目は転勤なしでホワイト職場
- 残業は月40hr超から10hr未満に
- 簿記2級、米国公認会計士保有
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【結論】新卒経理は辛い(3年やれば一人前)

ぼくは新卒で経理に配属されましたが、正直辛かったです。

経理の仕事に慣れるには最低でも1年かかり、担当業務で独立できたと感じるのは3年目からです。

個人的に辛かったポイントは3つあります。

経理の仕事は1年がかり

経理は毎日行う支払いや入金、仕訳入力といった日次業務だけでなく、年単位で行う決算や税務申告などの年次業務を行っています。

また、利益計画を年度のはじめに作り半年後に予定通り利益を達成できそうか見直すなど、経営サポートなどもします。

▼経理業務の一例▼

日次・入出金管理
・経費精算
・仕訳入力
・売掛金/買掛金管理
月次・給与/社会保険料の計算
・月次決算
・予算実績比較分析
年次・決算書作成
・税務申告(法人税・消費税など)
・損益計画策定
・年末調整
経理業務の一例

たとえば、年度のはじめに作る損益計画や予算は、実績との変動分析に使われます。

決算も四半期ごとに行いますが、年度末決算で初めて1年間の経営成績が確定します。

さらに企業が納める税金は年度の途中で中間納付され、年度が終わってから確定申告されます。

このように経理は1年単位で仕事をするので、はじめのうちはイメージがつきにくいです。

社会人の生活リズムが辛い

学生時代と新社会人とで生活リズムが変わるのも大きいですよね。

ぼくの場合、学生時代は曜日ごとに授業のコマ数が違い、週に何回かアルバイトをしてたので比較的自分のリズムで生活していました。

具体的には、朝に弱かったので1限目の授業はできるだけ避けた時間割にして、授業が終わったら夜遅くまで居酒屋でアルバイトをしていたので、完全に夜型の生活リズムでした。

でも社会人になると、毎日決まった時間に会社に行って仕事をしなければならなく、朝型の生活リズムに慣れるのに苦労しました。

実際、社会人1年目を対象とした調査で「入社前後に感じたギャップ」の1位が【生活リズムや社会人としての考え方習得】と回答しています。

ラーニングエージェンシー「若手社員の意識調査
(社会人1年目の入社前後のギャップ編)
より)

社会人になると学生時代の生活リズムや考え方を変えていかないといけませんね。

関わる人の幅が広がる

会社では、年齢の近い20代から60歳もしくはそれ以上の大ベテランまで、幅広い年齢層の人が働いています。

たとえば、ぼくの職場では担当する部門の部長に毎月の業績を報告したり、課長クラスの人に業績変動の理由をヒアリングしたりと緊張する場面が多かったです。

また、学歴も性別も国籍も違う人も多く在籍しているので、関わる人のバリエーションは学生時代と比べ格段に広がります。

ぼくはどちらかというと人見知りなので、たくさんの人と接するストレスが大きかったです。

新卒経理で辛いポイント

新卒経理が辛いと感じるポイントを詳しく4つ紹介します。

仕事の全体像がわからない

経理の仕事は、一つの処理がそれだけで終わらず、いろいろなところに影響します。

そのため、目の前の仕事がどういう結果につながるか、すぐに分かりにくいです。

たとえば、請求書をシステムに登録するときの気をつけるポイントはこんな感じです。

チェックポイントの例
  • 請求書の宛名は正しいか
  • 日付はいつか
  • 支出内容がわかるか
  • 消費税は正しく登録されているか
  • 計上先の部門はどこか

初めて処理する時には注意ポイントを教わりながら処理しますが、処理ミスを指摘され、「なんでこんなに細かく確認する必要があるのか」不思議に感じてました。

伝票処理だけを担当していると、処理の結果がどのように使われているかわからず、確認作業が辛く感じますよね。

しかし、それぞれの確認には理由があります。

たとえば「請求書の宛名」が正しくない場合、会計士や税務署にその費用が会社の経費だと証明できないですよね。

また、「消費税」も正しく登録しておかないと、消費税を申告するときに正しい金額が計算できません。

「計上部門」が正しくないと、部門ごとの経営成績が正しく評価できません。

このように、経理の仕事は「最終的には会社の損益計算書や税務申告書、部門ごとの業績評価につながっている」ことを理解しているかどうかで仕事に対する意識が変わります。

経理1年生は目の前の仕事をこなすのに必死で、全体像まで考える余裕がないことも多く、しんどいと感じやすいです。

数字ばかり見つめる日々

経理になると、経理システムやエクセルを使って数字を眺める日々を過ごします。

たとえば、伝票処理の担当者は何十件と届く請求書のデータを登録して費用計上をしたり、支払いするための準備をします。

損益管理の担当者になれば、先月の売上損益の明細データをダウンロードして部署ごとに集計したり、予算との差異分析をします。

一方、営業の人はお客さんと会ったり、契約書を作成したりするのがメインです。

数字ももちろん使いますが、経理ほどパソコンに向かって作業を行うことはありませんよね。

そのため、経理は会社の商品やサービス、お客さんを相手にすることはないので、「社会の役に立っているのか」不安になることもありました。

覚えることがたくさん

経理配属されて圧倒されたのは覚えることの多さです。

まず経理処理の基本知識を覚えなくてはなりません。

さらに勘定科目はもちろん、会社内の組織名、書類の名前、部門の担当者など、毎日のように新しい用語・ことばに触れるようになります。

個人的にしんどかったのは経理システムにまつわるコードです。

経理システムでは、処理を円滑に行うために勘定科目や部門名など様々なものをコードに変換して登録してます。(A部門ならAA、現金預金なら0001など)

はじめのうちは経理システムも、システムから出したエクセルもコードだらけで解読するのに苦労しました。

新人でもミスできない

経理では新人とはいえ、会社の帳簿に記録するので、直接会社の経営に影響を与えます。

もちろん、先輩や上司が承認しなければ処理されませんが、ミスを許されない雰囲気に緊張してしまいました。

新卒から経理になるメリット

1年目から経理は辛かったけど、良かったなと感じたメリットもあります!

会社の経営状況がわかる

新人ながら会社の経営状況がわかるのはかなり新鮮で、興味を惹かれました。

たとえば以下のようなものです。

経理が目にする経営情報
  • 毎月の損益状況
  • 競合他社との比較
  • 工場設備の購入申請
  • 試験開発費の消化状況
  • 品質トラブルの対応状況
  • 新規事業進出や事業撤退の検討
  • 資金繰りの報告 など

もちろん、企業機密に関わる重要な情報は限られた社員にしか公表されませんが、過去の決算値や拠点別の損益も閲覧することができます。

結果的に、経営層の方と近い仕事もできるので、経営層が普段どのようなことを考えて、決めているのか知ることができ、やりがいを感じる場面は多かったです。

出張や外出が少ない

ぼくはどちらかというとどこかで落ち着いて仕事をするのに向いていると感じてました。

営業や設計のように打ち合わせなどで出張や外出が多い職種の同期もいましたが、経理は基本的に内勤なので移動も少なく楽ちんでした。

転職で有利なスキルが身につく

経理の基本的な考え方は万国共通なので、転職しても経理の仕事をやっていけます。

もちろん、業界が異なると、商慣習や事業規模が変わるのでそう言った変化はあります。

ただ、簿記2級以上の知識と実務経験があれば、仕事がなくなることはないなと感じてます。

経理で仕事をしていこうと考えている人は、簿記は取っておきましょうね。

新人が経理になるデメリット

新人が経理になったときに感じるデメリットをまとめました。

商品に触れる機会が少ない

経理だと商品そのものを目にする機会が少なく、「なんのために働いているか」分からなくなります。

営業でお客さんに商品やサービスを買ってもらうと、「社会に役立っている」実感がわくのですが、経理はそういった経験は積めません。

経理で商品に触れる機会があるとすれば、年度末の棚卸のときやメーカであれば原価計算のために製造現場へいったときくらいです。

職場の人間関係が狭い

経理はそもそも人数が少ない職場なので、人間関係が狭いのもデメリットです。

もし、自分と相性が合わない同僚や上司がいても、逃げ場がないです。

新人だとすぐに異動にもならないので、職場でうまくやっていくしかありません。

ビズノートが実施した「社会人1年目の仕事悩み」調査では、『残業が多い』に次いで2位に『人間関係がうまくいかない』がランクインしています。

(ビズノート「社会人1年目の仕事の悩み」調査より)

「上司と部下という人間関係」、「職場の従業員同士が仲が悪い」「先輩のペースに合わせるのがしんどい」といった悩みを抱える人がいました。

人間関係は事前に選べないので”運”の要素も強いですが、どうにか乗り切りたいですね。

経理の新人は自分しかいない

経理はそもそもの人数が少ないので、経理に配属されるのは自分しかいないケースがほとんどです。

そのため、何か仕事で困ったときに気軽に聞ける人が周りにいないのも悩みどころですよね。

面倒見の良い職場であればいろんな先輩から声をかけてもらい、可愛がってもらえる期待もできますが、新人が自分だけだと遠慮しちゃたりしがちです。

簿記などの勉強がしんどい

経理は本当に覚えることが多いです。

新人経理が勉強すること
  • 簿記
  • 消費税などの税金処理
  • エクセルなどのPCスキル
  • 経理システムの使い方
  • 社内用語、部門の名前 など

たとえば簿記を例にとっても、学生時代に勉強したことがなければ一から学ばなければなりません。

いまは経理のシステムを使って処理することが増えたので知識不足でも大きな間違いは起きません。

ただ全体像が理解できていないと、将来困ってしまうので早いうちに基本は押さえるようにしましょう。

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経理に向いている人の特徴は?

ひとりで作業に没頭できる

経理は誰かと活発にコミュニケーションを取るというよりは、ひとりで作業する時間のほうが多いです。

なので、何かに集中して打ち込める人が楽しみを見つけられます。

コツコツ調べごとができる

白黒ハッキリしている経理だからこそ、慎重さを求められます。

たとえば、データの分析の結果はそのまま経営判断に用いられるので間違った分析をしては困ります。

また、新たな処理方法を検討するには会計基準や税法に沿って正しい処理を導かなければなりません。

そのため、調べごとにも面倒くさがらずにできる人が楽しみながら仕事できます。

数字に触れるのが苦でない

経理は毎日数字ばかり見るので拒否反応が出ないのも重要です。

また、キーとなる数字をある程度覚えられるとより良いです。

たとえば、売上高や利益率、従業員数など会社にまつわる数字がパッと覚えられると数字のチェック精度も上がり、サッと仕事が進むようになります。

細かい仕事が苦にならない

経理は会計制度や税制、内部統制などさまざまなルールに基づいた正しい処理が求められます。

そのため、経理処理のチェックは細かなことに気がつき、間違いに気づける人が最適です。

「こんなことまで気にしなきゃいけないの?」と面倒くさく感じやすい人にはしんどいですね。

新卒経理が辛さを見極めるコツ3つ

職場で放置されていないか

経理は年中忙しくしている会社も多いです。

ただでさえ分からないことが多いのに、質問がしにくい、先輩が打ち合わせばかりで指導してくれない環境では、なかなか成長できません。

ボーッと1日過ごすわけにもいかないので、自分から積極的に周りに相談するしかないですが、職場のフォロー体制が十分か見極めてみましょう。

新人でもできる仕事内容か

任される仕事の量や難易度が、新人に配慮されたものになっているかもポイントです。

1年目はまだまだ1人で判断したり、仕事を進めるのが難しいです。

そのため、キャパオーバーにならないレベルで仕事量を増やしてもらえているか、抱えきれないほどの仕事量になっていないか確認しましょう。

社内システムを重宝しているか

いまのご時世、経理では会計システムを使って帳簿管理や入出金の管理、経営管理をしています。

毎日使うシステムなのに、「使いにくい」「ややこしい」など職場の人がグチを言っている場合は要注意です。

自分もこれから年単位で使用していくシステムで、自分の意向だけでは変えられるようなものではないですよね。

職場の人がシステムを重宝しているかどうかは仕事の大変さを考えるのに参考になりますよ。

新卒経理が辛い日々を楽にするヒント

同期と仲良くする

当たり前と思うかもしれませんが、同期とは仲良くしておきましょう。

部署が違えば仕事も異なるので、会社の動きがわかり、人間関係も広がるきっかけになります。

ぼくはどちらかというと人付き合いが苦手ですが、同期と仲良くしておいて本当に良かったと感じてます。

同期で仕事終わりに飲みに行ったり、休みの日に旅行に行ったりして、辛い平日を忘れられる貴重な戦友でした。

職場の先輩に頼る

職場で困ったことがあれば、1人で抱え込まずに先輩に頼りましょう。

はじめのうちは「こんなことで質問していいのか」、「間違ったら怒られる」とためらいがちです。

でも、ちゃんと「少しいいですか?」と確認した上で時間をとってもらえれば、対応してくれる先輩はいます。

バタバタしている時はもちろんNGですが、タイミングを見て先輩に頼りましょう。

先輩側も意外と頼られると嬉しくていろいろと教えてくれる人もいるので安心してください。

最初から完璧を求めない

間違いやミスは誰でもします。それは新人に限った話ではないです。

また、社会に出ると正解が必ずしも一つとも限らないこともあります。

もちろん、経理なのでミスが許されない場面は多いです。

しかし、先輩や上長による二重チェックやレビューなどで間違いやミスを減らして完成度を上げるための仕組みがあります。

また経験値が上がれば自然と間違えるポイントや気をつける点が見えてくるので自然とステップアップできます。

慎重になりすぎないようにしましょうね。

ひとまず挑戦してみる

はじめは毎日新しい仕事を覚えていく中で、だんだんとやる気が落ちてしまうこともあります。

もちろん、無理をして仕事を引き受けるとキャパオーバーになってしまいます。

ただ、少しずつでもできることを増やせるよう、好き嫌いはせずにトライしてみましょう。

新卒経理が辛くなったら

とはいえ、「入社前の経理のイメージと違った」、「想像していたよりしんどい」と感じることもあります。

辛すぎてメンタル不調になっては手遅れなので、早めに対処しておきましょう。

異動希望を出す

すぐ転職を考えずに、まずは異動できないか上司に相談してみましょう。

もちろん無理をして我慢する必要はありませんが、転職しない方がメンタル的にも金銭的にも負担が小さくすみます。

プロにキャリア相談をする

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【まとめ】新卒経理は1年目が辛さのピーク

「新卒で経理になると辛いのでは?」と心配になると思いますが、残念ながら辛いです。

実際、ぼくも経理1年目で辛いなと感じましたが、それは「経理の仕事の特徴」や「社会人になりたてだから感じる辛さ」もあるなと感じました。

ただし、2年目以降の辛さは改善していくので安心してください!

どうしても辛い場合には、心身が不調になる前に「異動希望を出す」、「キャリア相談を受ける」ことで少しでもキャリアを前向きに積み上げていきましょう。

1人で抱え込まず、頼れるものはなんでも使ってくださいね!

このブログでは、「経理の仕事に興味あるけどイメージがつかない」、「転職したいけど何からすればわからない」人向けに有益な情報を発信しています。

少しでも役に立てれば嬉しいです!ではではー。

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