【まとめ】メーカーの地方配属パターン6選。地方勤務の経験者が解説!
こんな人におすすめ
メーカーに入社して地方配属になってショックを受けていませんか?
そもそも地方配属ってどんなイメージですか?
実際、ぼくも配属通知が届いたときにはショックでしばらく立ち直れませんでした。
ただ、メーカーならではの【やりがい】は地方(工場)でしか味わえないです!
地方配属を悲しんでばかりいてはもったいないですよ。
この記事では、一般的な地方配属になるパターンと地方配属での仕事内容、メーカーでも地方配属をできるだけ避ける方法を紹介します。
記事を読み終えると、メーカーの地方配属に対する考え方がわかり、前向きにキャリアを歩むヒントが見つかりますよ!
※本記事は筆者のメーカー勤務経験(事務職)に基づき一般化して記載しています。
配属パターンは会社や個人、タイミングにより変わるのでご注意ください。
- 1社目は地方勤務で残業続き
- ただ仕事に追われて20代が終了
- 30才過ぎてから転職を決意
- 2社目は転勤なしでホワイト職場
- 残業は月40hr超から10hr未満に
- 簿記2級、米国公認会計士保有
【結論】メーカーで地方配属は避けられない
日系メーカーに総合職で入社した場合、全国転勤が前提です。
『企業の転勤の実態に関する調査』では、33.7%の会社が「ほとんどの正社員が転勤の可能性がある」と回答しました。
また、正社員が1,000人以上の大企業では50.9%もの企業が「転勤の可能性あり」なのでビックリです。
(『企業の転勤の実態に関する調査』
労働政策研究・研修機構(2016年)より)
そのため、会社人生で少なくとも一度は地方勤務になる可能性を覚悟しておいた方が安全です。
正直、ぼくは「地方配属なんてならないでしょ」と安易に考えていましたが、まさかの地方配属になってかなりショックを受けてしまいました。
メーカー新卒の地方配属パターン
採用ルート別に、よくある地方配属パターンを紹介します。
営業や人事、総務、経理、調達といった事務系職種と設計、品質管理、研究開発、工作といった技術系職種で大きく分けて紹介します
事務系総合職の場合
営業や人事、総務、経理、調達などの事務系職種は全国転勤が大前提の職種が多いですよね。
【パターン①】地方→本社
初期配属が地方で、経験値を積んでから本社に異動するケースです。
個人的な感覚としては一番あるパターンで、キャリアを積んでる感触が一番ありますよね。
地方時代に担当していた業務の取りまとめを本社側で実施したり、より高度な業務を本社で担当することが多いです。
【パターン②】地方→地方
地方で経験を積んで、横移動で類似の地方拠点に異動するケースです。
本社勤務をあまり好んでいなかったり、地方勤務の相性が良かった人に多い印象です。
地方といっても僻地や地方都市など様々ですので、いろんなところに住んでみたい人や引っ越しが苦痛でない人には嬉しいですよね。
【パターン③】本社→地方
本社で勤務した後に地方拠点に異動するケースです。
管理職に昇級して異動する場合は、キャリアアップと見られますが、役職がつかないまま異動になるケースもあります。
個人的には、本社であまり成果が出せなかった場合や、何かトラブルがあったような人が異動していくのを見てきました。
技術系総合職の場合
設計や品質管理、研究開発、製造管理といった技術系職種は専門性が高く、担当する製品群が固定されるケースが多いです。
そのため、事務系職種に比べて転勤の頻度も低く、特定の拠点で長く勤める印象が強いです。
【パターン①】地方で勤務地固定
特定の分野に専門性があり、製品や技術が決まっている場合、対応した拠点が決まっている人が多いです。
ぼくがいた会社でも技術系職種の人は同じ拠点で勤め上げる人が大半でした。
また、製造管理や生産技術といった工場に張り付いて仕事をする職種の場合は、異動がかなり珍しく、骨を埋める覚悟で働く人ばかりです。
【パターン②】地方→本社
技術系職種でも、技術戦略や知財など製品から少し離れた専門性を高めた人は、本社に異動していきます。
ただ、本社に異動する技術者はかなり優秀か年次の高いベテランに限られます。
地域限定採用の場合
主に専門職やパートなどで採用された人です
地方で勤務地固定
引っ越しが必要な異動がない条件で雇用されている場合は、採用された拠点で働き上げます。
地元の工業高校出身者や事務所のパートさんですね。
貴重な地元の就職先として有名メーカーがある地方では人気の就職先のようです。
メーカーで地方配属をできるだけ避けるには?
全国転勤が前提のメーカー総合職でも、できるだけ地方配属を避ける方法はあります。
地方勤務の少ない職種を狙う
個人的な見解ですが、例えば法務や税務、財務決算、IRなどコーポレート部門に集約されている部門を狙うと、地方配属をせずに済む可能性は高まります。
外資系企業を目指す
メーカーでも外資系企業の場合は、製造拠点が日本国内にないケースも多いのでオススメです。
営業以外の事務系部門は都心部などに集約している会社が多いですよ。
メーカーで地方配属は負け組ではない
ぼくの経験上言えるのは、地方配属でも決して負け組だったり、出世できなかったりするわけではありません。
むしろ、工場のような現場や本社では見えない会社の実情を知っていることが強みであり、地方勤務を乗り越えられた耐性は評価されます。
負け組ではないか心配にな人は地方配属から出世する秘訣を参考に日々の仕事に取り組みましょう!
メーカーで地方配属になって辛いときは
とはいえ、「入社前の地方配属のイメージと違った」、「想像していたよりしんどい」と感じることもあります。
辛すぎてメンタル不調になっては手遅れなので、早めに対処しておきましょう。
異動希望を出す
まずは、転職せずに異動できるか可能性を探ってみましょう。
もちろん無理をして我慢する必要はありませんが、転職しない方が精神的・金銭的な負担が小さく済むケースもあります。
プロにキャリア相談をする
もし身近に相談相手がいない場合は、ポジウィルキャリアに無料でキャリア相談してみましょう。(転職エージェントでないので求人紹介はされません!)
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予約枠には限りがあるので早めにチェックしてみてくださいね!
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メーカーの地方配属者の仕事内容は?
メーカーで地方配属になるとどんな仕事をするかまとめました。
地方配属で期待されること
個人的な経験から地方配属者に期待されること(特に事務系職種)を紹介します。
- 本社と現場の橋渡し役
- 本社で働けるかどうかの訓練
一つ目が、本社で決めた全社方針を各拠点で実務に落とし込み、浸透させる「橋渡し役」です。
本社から直接各拠点に浸透させるのは難しいので、全社方針を噛み砕いて、拠点内で実践し定着する役割を期待されます。
二つ目が、本社などの高度な業務や競争の激しい環境でやっていくための「訓練」です。
地方勤務の場合、特に事務系職種は比較的難易度が高くない業務を任されるケースが多いです。(とはいえ地方の業務も重要性は高いけど)
本社では、地方勤務のようにゆっくり丁寧な指導が受けられるとは限らず、即戦力として働くことが求められますので、基本を身につける場としての役割があります。
事務系職種の仕事内容
会社によって、各職種の配置の仕方は異なり、本社で集中管理しているケースもありますが、一般的な仕事はこんな感じです。
人事・総務 | 拠点の採用や研修、人事、庶務事項など |
経理 | 拠点の原価計算、損益管理、予算管理など |
資材調達 | 拠点の資材調達、下請け会社管理など |
営業 | 拠点の製品担当営業、顧客対応など |
技術系職種の仕事内容
技術系職種も会社により異なりますが、一般的にはこんな感じです。
設計 | 担当製品の設計など |
製造 | 担当製品の製造など |
品質管理 | 担当製品の品質試験など |
研究開発 | 基礎研究、新製品の開発など |
生産技術 | 担当製品の生産技術開発、現場支援など |
設備管理 | 拠点の設備投資、保有設備の保守点検など |
たとえば、研究施設は独立していたりするケースもあります。
【まとめ】メーカー地方配属は王道ルート
メーカーに入ったなら地方配属になることも覚悟が必要です。
地方配属になるパターンは事務系・技術系で大きく変わります。
事務系の場合、その拠点のスタッフ・営業としての役割が期待され、経験を積んだのちに本社に異動したり、他の地方拠点に異動するケースが一般的です。
逆に本社配属から地方配属になるケースもあります。
技術系の場合、専門特化で製品・技術に貼り付いて仕事をするため、地方拠点配属のまま会社人生を過ごすケースが大半です。
ただし、知財戦略などを専門とする場合には本社に異動となるケースもあります。
- 地方配属の少ない法務や税務、財務決算など本社部門を目指す
- 外資系企業を狙う
どうしても地方勤務が辛い時には、異動希望を出しましょう。
身近に相談できる人がいなければ、経理などの管理部門のキャリアに強いMS-Japanといったプロに相談をするのもアリです。
転職を考えるのは決して甘えではありませんが、安易に転職するのは危険です!
地方配属から転職するか見極めるコツを参考に日々過ごしましょう。
このブログでは、「経理の仕事に興味あるけどイメージがつかない」、「転職したいけど何からすればわからない」人向けに有益な情報を発信しています。
少しでも役に立てれば嬉しいです!ではではー。