経理やりたくない!しんどくて辞める前にやること3つを転職経験者が解説!
こんな人におすすめ
- 希望して経理になったけど自分に合ってるか不安
- 残業が多く、経理のまま結婚や育児できるか心配
- ルーチンワークに飽きてキャリアチェンジしたい
毎日数字とにらめっこ、締め切りに追われて、ミスしたらどうしよう…経理の仕事はストレスだらけです。
また30歳を前に「このまま続けていいのか」と転職を考えはじめる人も多いです。
実際、たくさんの経理の人が似たような悩みを抱えています。そのまま放っておくとストレスで体を壊したり、将来の仕事に困ったりするかもしれませんよ。
ただし、すぐに辞めちゃう前に、まずやることがあります。
この記事では、経理で転職した体験をもとに「経理をやめる前にやるべき3つのこと」をまとめました。
経理に向いていない人の特徴や、続けるコツも解説するので「辞めようか、まだ頑張ろうか」と迷っている人は最後まで読んでくださいね。
- 1社目は地方勤務で残業続き
- ただ仕事に追われて20代が終了
- 30才過ぎてから転職を決意
- 2社目は転勤なしでホワイト職場
- 残業は月40hr超から10hr未満に
- 簿記2級、米国公認会計士保有
経理を辞めたいと思った時にすべき3つのこと
辞めたい理由を冷静に考える
まずは落ち着いて辞めたい理由を分析してみましょう。
- いまの仕事に飽きたから?
- 残業続きでプライベートが犠牲になっているから?
- もっとやりがいのある仕事をしたい?
- 年収が低すぎて続けられない?
ぼくが転職を決意した理由は以下の通り。
- 長時間残業(自分だけというわけでもなく、組織的に長期間)
- 居住環境の不確定さ(いつ転勤があるかわからない)
- 忙しすぎて置いてけぼりになったプライベート(20代を田舎で過ごしたし)
転職したのは30歳をすぎた時だったので、きっと同じような悩みを抱えながら働いている人もいるまずです。
自分ができることからやってみる
ただ悩んでるだけでは何も解決できません。
辞めたい理由の中から自分で行動して変えられるものがないか考えてみましょう。
例えば、
- 担当変更を上司に相談する
- 仕事に時間をかけ過ぎず、残業しない日をつくる
- 興味のある仕事に関する勉強をする
- 副業にチャレンジする
- 転職エージェントに登録してみる
少しでも行動すると、意外と良い方向に進みますよ。
1人で悩まずプロに相談する
もし身近に相談相手がいない場合は、ポジウィルキャリアに無料でキャリア相談してみましょう。(転職エージェントでないので求人紹介はされません!)
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無料のキャリア相談に予約すると、事前に資料や動画が届き、悩みを整理するサポートをしてくれます。
さらに、無料相談に予約すると適性・適職診断もできるので、自分のキャリアを振り返る良いチャンスです。
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キャリア相談はオンライン(ZOOM)で朝8:00から夜9:30まで毎日やっているので仕事で忙しい人も気軽に予約できますよ。
予約枠には限りがあるので早めにチェックしてみてくださいね!
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経理職をもうやりたくないと感じる瞬間
「経理の働きがい調査」によると、経理の仕事でストレスを感じることの上位は「ミスが許されないプレッシャー」「経理の大変さを理解してもらえない」でした。
- ミスできないプレッシャー
- 経理が軽視されている
- 締め切りに追われる
- 複雑な規則や手続き
- 人手不足による忙しさ
経理の仕事の一例は以下の通り。
- 日々の支払い・入金処理
- 経費精算
- 資金管理
- 決算書類作成
- 子会社管理
- 税務申告
会社の経営に直接関わる仕事を行うためプレッシャーを感じやすい職場です。
一方で営業が正しい処理をしてくれない、資料を出してくれないなど、社内では軽視されたり嫌われ役になったりするのも悩みのタネです。
決算期には毎日のように締め切りに追われ、複雑なルールや手続きを正しく行う必要があり、人手不足の影響で長時間残業が日常的です。
結果、「経理なんてやってられるか」と投げ出したくなっちゃいます。
イライラして頭がおかしくなりそうな時にすることも参考にしてくださいね。
経理に向いていない人の特徴
- おおざっぱ
- 考える前に行動する
- 数字が苦手
- ストレスに弱い
経理はルールに従って正確に処理をしなくてはならず、向き不向きが分かれる仕事です。
途中で投げ出したくなる時も、計画的に仕事を進められる人の方が長く続けられます。
詳しくは「経理に向いていない・向いている人の特徴」で解説してるので参考にしてくださいね。
経理を辞めるか見極めるポイント
【経理】をやめる?【いまの会社】をやめる?
【経理】仕事の悩み
- 仕事でミスが多い
- 難しくて時間がかかる
- 同じ仕事ばかりで成長を感じない
- パソコンやシステムを使いこなせない
↑のような悩みを持っている人は、自分磨きをすると改善できますよ!
例えば、簿記や経理業務に関する勉強をするとその仕事をする理由が理解でき、必要のない仕事ならやめてみる勇気も出ますよ。(もちろん上司に相談してね)
CPAラーニングなら簿記や会計を無料で学べます。
- 簿記合格を目指す:簿記1級、2級、3級各種など
- 実務を学ぶ:経理実務(初級・中級・上級)、会計Excelなど
- 上場経理を目指す:IFRS、連結会計、監査対応、内部監査など
くわしくは【経理を続けるコツ】でも紹介しています。
もし、経理以外に職種を変えたい人は、まずは社内で異動希望を出し、希望が通らないときには転職も考えましょう。
未経験からの転職は早めが大切なので、dodaやリクナビNEXTといったエージェントを利用して、転職の情報収集から始めてみましょう。
【今の会社】職場環境の悩み
- 仕事量が自分だけ多い
- 苦手な人がいる
- 上司が相談に乗ってくれない
- 会社の業績が悪くて不安
- 給料が安くて生活がしんどい
このような悩みがある人は、環境を変えるためにも転職を前向きに考えた方が良いですよ。
特に、働き方や給料が希望と合わないのは「経理だから」というより「その会社だから」という可能性が高いです。
2021の調査によると日本には会社が約178万あり、事業内容や会社規模もさまざま、経理の業務内容も大きく違います。
ぼくも新卒から10年以上同じ会社で経理をしてきましたが、転職後は驚くほどストレスなく経理を続けられています。
いま転職を考えていない人でも、どういった経理のキャリアがあるのか知っておくと、今後の仕事への向き合い方も変わりますよ。
例えば、経理の転職に強いMS-Japanでは、無料の相談会を定期的(日曜・祝日除く)に実施してます。
財務・経理に詳しい職種専門のアドバイザーが対応してくれるので、経理ならではの悩みにもしっかりと対応してくれますよ。
経理経験者としてアピールできる経験がある?
即戦力を求める転職市場では、業界経験者や求める個別の実務経験を持つ人が優遇されます。
実際、管理部門の転職に強いMS-Japanが実施した調査では、求めるスキルはダントツで「決算業務」で、詳しくみると「月次決算」「年次決算」がメインとなっています。
(MS-Japan公式HPより)
経理業務は慣れるまで2から3年かかると言われています。
少なくとも1年は担当業務を経験して、1人で仕事をこなせるようになりたいですね。
経理以外の仕事を希望する理由は明らか?
未経験の職種にチャレンジしたい理由や自分が何を達成したいのか整理しましょう。
- その職種に興味を持ったきっかけ
- なぜいまの経理ではなくその職種を目指すか
- 経理経験をその職種活かせること
- その職種で仕事をするために取り組んでいること
- その職種になって達成したいこと
- その職種でのキャリアプラン など
経理とは違うキャリアを目指すなら、1日でも早い方が有利です。
20代など若手の方が吸収が早く、成長も期待できるからです。
さらに、経理経験は経理以外を目指すときに決して無駄にはなりません!
- 営業:売上目標の管理や顧客の財務分析、資料作成力など
- 人事:給与計算や社会保険の知識、社内コミュニケーション経験など
- 経営企画:財務分析や予算策定経験、経営リスクの分析力など
職種を変える理由も前向きに説明すれば、理解してもらえるのでネガティブになりすぎずにアピールしましょう。
【注意】転職が必ず解決策になるわけではない
とはいえ、思い立って転職活動を始めても理想の転職はできません。
転職で優先したいことを明確にして、自分に合った選択をするのが何よりも大事です。
なぜなら、転職エージェントは1社でも多く求人に応募し、内定を取って入社させようとするからです。
転職の目的がハッキリしていないとエージェントの話に乗せられてしまい、内定が取れても根本的なキャリアの悩みを解決できず、同じ悩みを繰り返してしまうリスクがあります。
時には、後悔しないために今の会社でもう少し経験を積みながら転職タイミングを見極めるという戦略も重要です。
では、【後悔しない転職の流れ】を説明しますね。
ゼロから経理を辞める流れ
詳しくはぼくの転職体験談で解説しているのでこちらも参考にしてくださいね。
Step1:転職の軸を決める
まずは、転職の目的や譲れない条件(転職の軸)を決めます。
「転職の軸をブレないようにするコツ」を参考に自分なりの軸を決めましょう。
Step2:転職サービスに登録
- 【管理部門に特化】MS-Japan
- 【サイトとエージェントのいいとこ取り】doda
- 【大手最大手が運営】リクルートエージェント
Step3:応募先を決める
担当エージェントと面談し、条件に合う求人を探してもらいます。
求人リストを手に入れたら、求人票をみて応募する企業を絞りこみます。
Step4:選考を受ける、内定をとる
担当エージェントに面接の対策をしてもらいながら、面接の練習をします。
本番ではありのままの自分で自然体で受けましょう!
めでたく内定が出たら受諾するかどうか最終の意思を伝えます。
Step5:退職交渉と引き継ぎ
いまの会社を退職する手続きをします。
まずは、退職の意思を伝える退職交渉、後任に業務引き継ぎをします。
最終出勤日まで、最後の追い込みです。
最終出勤日から入社日まで有給休暇をとり、ぜひリラックスしましょう!
経理を辞めずに続けるコツ3つ
【知識】経理の知識を深める
経理を自分の専門として磨いていくなら、簿記2級以上は取っておきましょう。
いま担当してない業務についても広く学べ、もし転職するとなっても役に立ちますよ。
簿記以外でも、会計ソフトの使い方を学んだり、IFRSなどの会計基準に関するコラムを読むのも勉強になりますよ。
先ほど紹介したCPAラーニングなら簿記以外にも財務やIFRS、 研究開発費会計、確定申告など1,000以上の講義動画が全て無料で学べます。
最新の会計基準も学べるので気になる講義を少しずつ制覇するのもオススメです。
【変化】担当業務を変えてもらう
例えば、普段は経費精算を担当している人は、予算策定や決算、税務申告の補助にチャレンジしてみましょう。
上司に相談して、担当部署を変えてもらうだけでも気分転換になります。
違う業務を経験し知識やスキルを積み上げると、将来のキャリアの幅を広げてくれますよ。
【効率化】業務効率を上げるスキルを磨く
例えば、PCのショートカットキーをマスタするとPC操作がスムーズになります。
また、To Doリストを作って優先順位の付け方を工夫するのも効果的ですよ。
【まとめ】経理やりたくないと感じたら次に進もう!
- ミスできないプレッシャー
- 経理が軽視されている
- 締め切りに追われる
- 複雑な規則や手続き
- 人手不足による忙しさ
- おおざっぱ
- 考える前に行動する
- 数字が苦手
- ストレスに弱い