USCPAやめとけと言われる理由3つ!デメリットも経験者が解説!
「USCPAを取得したいけど、実際に役立つ?」
「30歳を前にキャリアのために何ができるか分からない…」
「お金と時間をかけてもムダにならないか心配…」
USCPAは本当に取る価値があるのか、取得を決めるのは大きな決断で悩ましいですよね。
実際、ぼくも働きながらUSCPAを取りましたが、取得にはデメリットもあります。
ただ、デメリットも理解したうえでプロの力を借りて効率よく勉強できれば、USCPAはコスパよくキャリアアップにつながる資格ですよ。
この記事のポイントはこちら。
ぼくが利用した日本での合格実績No1の予備校アビタスの利用者データも用いて、合格者にはどんな人がいるのかも解説します。
この記事を読めば、USCPAが自分のキャリアアップにどう活かせるかイメージが膨らみます。
- 1社目は地方勤務で残業続き
- ただ仕事に追われて20代が終了
- 30才過ぎてから転職を決意
- 2社目は転勤なしでホワイト職場
- 残業は月40hr超から10hr未満に
- 簿記2級、米国公認会計士保有
公認会計士資格スクールのCPA会計学院にもUSCPA講座がありますが、2023年12月開設で実績が浅いため現時点ではおすすめしていません。
USCPAはやめとけと言われる理由3つ
「科目合格率が高い=簡単」ではない
まず、USCPAの合格率は科目ごとの合格率なので注意です。
USCPAは合計4科目の合格をする必要のある科目合格の試験です。
受験するには学位(4年制大学)と取得単位(120単位以上など)の条件を満たす必要があります。₍出願する州によって違います₎
単位が足りない人は、資格学校で単位認定試験を受けられますよ!
さらに科目の合格は18か月経つと失効するので、残りの3科目を1年半の間に合格しなくてはなりません。(※2024年よりニューヨーク州では有効期限が30か月に延長されています)
くわしい試験方法はQ&Aコーナーで解説しています。
100万円以上のお金がかかる
受験料が1回あたり10万円もします。
全科目ストレート合格なら4回で済みますが、不合格になったら再チャレンジする必要があるので追加の出費になってしまいます。
働きながらの勉強はしんどい
USCPAを目指す人の93%は社会人で多くの人が働きながら勉強しています。(公認会計士協会より)
公認会計士は4,000時間といわれているので、比較的短い勉強時間で合格を目指せますが、それでも働きながらの勉強には覚悟が必要です。
USCPAを取るデメリット3つ
取得までに2年近くかかる
USCPA試験は手続きにも時間がかかります。
ぼくは出願に必要な単位数が足りなかったので、予備校で単位を取るところから始めました。
結果、受験資格を得るためにのに半年近くかかりました。
たとえば、受験資格の審査までの流れはこのようなものです。
- 卒業大学から単位証明書(英文・厳封)を取り寄せ
- 足りない単位数を確認
- 資格学校で講義・試験を受講
- 単位を満たしたら審査を申請
受験資格の単位数チェックは予備校のアビタスが完全無料で実施してくれます。
2年近くかかるUSCPA取得ですが、できる準備から少しずつ進めましょう。
USCPAは日本で監査業務をできない
日本では、監査業務は公認会計士の独占業務です。
USCPAが日本で監査に関われるのは補助業務までです。たとえば、
- 監査チームのメンバーとして参加
- データ分析や資料作成のサポート
- 海外子会社の監査結果のチェック
日本で監査業務をやりたいという人はUSCPAだけでは不十分です。
日本で監査報告書にサインできるのは公認会計士の特権です
必ず転職・就職に有利とは限らない
USCPAが必須条件・歓迎条件になっている求人は多数あります。
ただし、監査法人や大手グローバル企業ではUSCPAや公認会計士、税理士保有者がすでに働いているので、USCPAだからといって有利になるとは限りません。
⇩大手監査法人(会計監査職)の求人例⇩
(MS-Japanより)
大手監査法人であれば、公認会計士保有者も応募するので、彼らと内定を争わなければなりません。
USCPAを取ってようやくスタートラインに立てるんですね
米国公認会計士の資格をとるメリット
会計の専門性と語学力を証明できる
日本にいながらグローバルに会計の専門性をアピールできます。
実際、9割近い人が職場で評価されたと回答しています。
(アビタス卒業者データより)
経理に強い人は大手企業にもたくさんいますが、
- 英語は苦手
- 英語の財務諸表は読めない
- 海外子会社の監査はやりたくない
という人もいます。
実際、ぼくの勤めていた会社では外国関連の仕事をずっと担当していました。(ほかにお願いできる人がいなかったので)
大手企業でも経理&英語ができる人は重宝されますよ。
また、USCPAは監査だけでなく多国籍企業でも強みになります。
⇩【求人】総合商社内部監査ポジションの例⇩
USCPAがあれば、財務分析、内部監査、税務アドバイザリーなど、幅広い分野で専門性を活かせるのでキャリアの選択肢が広がりますよ。
4大監査法人(Big4)の採用に有利になる
USCPAは監査法人や会計事務所、コンサルでも活躍しています。
(アビタス卒業者データより)
実際、ぼくもUSCPA合格後にAB Careerのサポートを得てBig4から内定をいただきました。
監査法人は公認会計士のイメージが強いですが、監査部門以外にもアドバイザリー部門があり、事業会社の経験がある人を積極的に採用していますよ。
⇩【求人】BIG4の財務アドバイザリーポジションの例⇩
年収アップ・大企業転職を目指せる
USCPAを取ると、キャリアアップや年収アップにもつながります。
(アビタス卒業者データより)
実際に、合格者の4割が希望する転職や異動を実現できています。
また、20%近くの人が年収アップ、7%の人が昇進を果たしているのでキャリアアップにつながっていることがわかりますね。
USCPA取得がおすすめの人
会計の専門性を磨きたい人
- 英語を使って仕事をしたい人
- 日本基準以外の会計基準を学びたい人
- 英語と会計のスキルを同時に向上させたい人
「公認会計士の資格はハードルが高い…」という人にはUSCPAがおすすめです。
英語での試験ですが問題文は比較的シンプルなので英語アレルギーでなければ問題なく合格目指せますよ。
実際、予備校のアビタスのテキストは日本語で作られているので、日本語でインプットして英語で問題演習の順で勉強できます。
(アビタス公式HPより)
TOEIC500点くらいの人も英語で専門用語を覚えていけるので、無理なく英語にも慣れることができますよ。
ぼくも知らない英単語があれば、単語帳アプリに登録して復習してました。
グローバル企業・外資系企業で働きたい人
- 海外子会社の管理や財務報告を担当したい人
- 国際的なプロジェクトに参加したい人
- 将来、海外赴任を目指している人
USCPAは日系のグローバル企業や外資系企業で働きたい人にぴったりです。
実際、USCPA保有者の半数以上は事業会社で活躍しています。
(アビタス卒業者データより)
監査法人・コンサルをめざす人
- これまでの経験を活かしてキャリアアップしたい人
- 監査法人で働きたい人
- コンサルティング会社で多くの企業と関わりたい人
監査法人やコンサル業界ではUSCPAも積極的に採用しています。
ここ数年はIFRS導入やDX化のプロジェクトが進んでいるので、事業会社での経理経験者でも十分活躍のチャンスがあります。
公認会計士だけでなく、USCPAホルダーも多数所属しているので、専門性を活かしてキャリアアップを目指せますよ。
Big4ではUSCPAホルダーのパートナーも活躍されていますよ
失敗しないUSCPA受験のコツ
合格後の目標をはっきりさせる
- 海外プロジェクトを任されるようになる
- 資格手当をもらって年収アップする
- 外資系企業で働く
- 監査法人やコンサル業界で専門性を磨く
資格勉強は2年近くかかります。
途中でモチベーションを落としてしまわないように合格後に達成したいことをハッキリとさせておきましょう。
独学ではなく予備校アビタスを活用
USCPAを受けるには、出願する州を選び、受験資格の審査を受けて、と初めての人には面倒な手続きが多くあります。
独学で手続きをすると遠回りをしてしまって、挫折してしまうリスク大です。
でも安心してください。
日本での合格実績No1のアビタスなら、出願する州の選定などの受験手続き、科目ごとの学習、合格後のライセンス取得まで全てサポートしてくれます。
日本人合格者の3人に2人が利用!
平日の夜や土日にもUSCPA試験制度の説明会が実施されているので、最新情報をぜひチェックしてみてくださいね。
説明会の中ではテキストや講義動画のサンプルも見せてくれるので、勉強のイメージがつきますよ。
細かく目標を作ってモチベーションキープ
働きながらの資格勉強はやる気をキープするのが一番のハードルです。
1か月後、3か月後の目標を作って、少しずつ達成していきましょう。
- 今月のうちにテキストを1周させる
- 来月模試を受ける
- 3か月後に受験する など
ぼくは科目合格するたびにおいしいものを食べに行ったりしました。
【まとめ】USCPAはコスパよくキャリアアップにつながる!
USCPAはコスパよくキャリアアップにつながる資格です。
- 合格率は高いが簡単ではない
- 100万円以上のお金がかかる
- 働きながらの勉強はしんどい
USCPAを取るメリットは3つ。
- 会計の専門性と語学力を証明
- Big4などの採用で有利
- 年収アップや大企業転職を目指せる
失敗しないコツを参考に効率よく合格を目指しましょう!
よくあるQ&A
USCPAはどんな試験?
USCPA(米国公認会計士)は、合計4科目にそれぞれ合格する必要のある試験です。
科目は必須科目3つと選択科目3つから1つを選びます。
試験はテストセンターで受験します。
日本では東京(御茶ノ水)・大阪(中津)の2か所で受けられます。
試験は毎月受けられるので自分のペースで勉強しやすいですよ。
出題は選択式は2パターン。
- 4択問題のMultiple Choice(MC)
- 数値入力・穴埋め問題のTask-Based Simulation(TBS)
MC問題のサンプル⇩
(米国公認会計士協会HPより)
試験時間は全科目4時間です。(途中休憩時間あり)
試験の最新情報はアビタスが随時アップデートしてくれるので、最新情報をチェックするようにしましょう。
USCPAの受験資格は?
USCPA試験はアメリカの州に対して出願します。
受験の要件は州によって異なりますが、一般的な条件は以下のとおりです。
- 学位: 基本的には大学卒業(学士号)が必要です。
- 取得単位数: 会計やビジネス関連の科目で最低24単位が必要です。
州によっては一定の実務経験が必要な場合もありますので、事前に確認しましょう。
自分に合った出願州の選定は、予備校のアビタスが無料でチェックしてくれます。
気になる人は早めに依頼して準備を始めましょう。
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USCPAについてもっと調べる
USCPAはどんな人が受験している?
(アビタス受講者データより)
予備校に通う人の半数近くが20代でした。
(アビタス受講者データより)
USCPAを勉強する人の8割近くは経理経験のない人です。
(アビタス受講者データより)
USCPA受験者のうち転職を希望している人は4割超でした。