【仕事を辞めるんじゃなかった】後悔の理由と断ち切るヒントを伝授!
いまの仕事がイヤすぎて辞めたくなっても、次の職場も自分に合わず転職を繰り返すのは避けたいですよね。
実際、転職したことのある人の約60%が「後悔・失敗」したと感じています。
特に業務内容や会社の雰囲気、人間関係は働き始めるまでわからず、ミスマッチが起こりやすいですよね。
この記事では、仕事を辞めて後悔する理由と後悔を断ち切るヒントをお伝えします。
【後悔しない退職のための心がまえ】も紹介するので退職・転職するか悩んでいる人もぜひ最後まで読んでくださいね!
転職して後悔する理由
識学が2022年6月に行った調査結果をもとに、転職で後悔した理由を紹介します。
60%超が後悔・失敗したと感じてる
転職で後悔・失敗したと感じるは「感じる」「少し感じる」の合計で約60%です。
後悔・失敗したと感じる理由Top3
(識学の調査をもとに作成)
給料が下がった
入社前の条件交渉が不十分だったり、転職先の給与体系や福利厚生をくわしく理解できていなかったりするケースです。
また、待遇が悪くなるイメージはこんな感じです。
- IT業界から教育業界へ:高給な業界からの転職
- 外資系企業から日系中小企業へ:ボーナスや成果報酬の減少
- 管理職から一般職へ:役職がなくなった
将来的な年収アップの可能性や福利厚生制度も含め、入社前に納得できるまで確認したいですね。
組織の風土が合わない
組織の雰囲気や職場環境は外部からは見えにくく、また面接時には会社側もよく見せようとするので、入社してから気づくという人も多いはず。
ミスマッチが起きやすいケースはこんな感じ。
- フラットな組織から上下関係の厳しい会社へ
- 自由な社風からルール重視の企業へ
- チームワーク重視の会社から個人プレー重視の会社へ
人間関係や同僚の働き方は外から見るのは難しいので、可能なら入社前に職場の方と会話するなど雰囲気を確認したいですね。
役職・仕事内容が想像と違った
求人票や面接内で確認するものですが、会社側の説明不足や誤解、仕事を探す側の期待しすぎが原因で起きてしまいます。
よくあるケースはこのような場合です。
- マーケティング:単純作業やルーチンワークが多かった
- プロジェクトマネージャー:進行管理より雑務や事務作業が多い
- コンサルタント:コンサルティングより営業活動がメインだった
未経験からの転職だと具体的な実務のイメージがつきにくいので、会社側の説明をそのまま信用せず、少しでも不安に感じたら確認をしましょう。
転職や退職で後悔した人の声
識学が2022年6月に行った調査結果をもとに後悔した人の声を紹介します。
転職の理由
(識学の調査をもとに作成)
給料を上げたい
dodaの調査によると、2023年の正社員の平均年収は414万円、中央値は360万円です。(中央値とは年収の高い順に並んで真ん中の人の値)
転職するときの年齢にもよりますが、ぜひ中央値の360万円よりも高い企業に転職したいですよね。
自分の職種や年齢、地域の結果はこちらからチェックしてみてください。
会社の将来が不安
業績が悪い、職場環境が良くならないなど、「会社の将来に不安を感じた」が2位でした。
自分の力だけではどうにもできないこともあるので、早めに見切りをつけるのが大切ですね。
会社の方針やビジョンが合わない
3位が「会社の方針やビジョンが合わない」でした。
上司と意見が合わなかったり、ワンマン社長の経営する会社で働く人は、振り回されてしまってやる気を失いやすいです。
転職先に不満を感じる人のコメント
- 人事評価が不透明(男性/31歳/運輸業・郵便業)
- 年功序列が強く、頑張っても頑張らなくても給料が一緒(男性/35歳/製造業)
- 上司が頼りないマネジメントになっていない(男性/32歳/卸売業・小売業)
- 大企業ほど基本的なことがしっかりしていると思ったが、そんなことはなかった(男性/27歳/製造業)
- 給料は高いが、働かない人が多い(男性/47歳/金融業・保険業)
上司の頼りなさや仕事がきちんとしているかは入社前に気づくのは難しいので、悩ましいですよね。
次の会社えらびで重視すること
転職で後悔した人が、次の会社選びで気をつけること上位はこちら。
(識学の調査をもとに作成)
「給料」は求人票である程度わかるので、しっかりとチェックしたいですね。
「経験やスキルが活かせるか」「やりがいのある仕事か」「良い人間関係を作れるか」は面接や内定後の面談を通して確認しましょう。
意外と「何か変だな」という第一印象が当たっていることもあるので、自分の直感を信じて判断しましょう。
退職の後悔を断ち切るヒント3つ
新しい目標を見つける
退職したことばかり考えていても何も変わらないので、新しい目標を見つけることが大切です。
前を向いて進むモチベーションが生まれ、過去にとらわれにくくなりますよ。
ここ3か月以内、1年以内、3~5年以内と期間に応じた目標を考えたり、仕事に関すること、プライベートに関することなど、視点を変えて目標を立ててみましょう。
- 新しい資格を取る
- 語学力をアップする
- 副業を始める
- 簡単な運動習慣をつける
- 新しい趣味にチャレンジ
また、目標を立てるときは、達成できたかわかるように数値で考えましょう。
例えば「英語力を伸ばす」ではなく、「半年以内にTOEICで700点を取る」、「ウォーキングする」ではなく「毎日10,000歩歩く」といった感じです。
語学力が伸びればきっと海外旅行に行きたくなりますし、運動習慣がつけば登山などのアクティビティにもチャレンジしやすくなりますよね!
英語を勉強するなら、オンライン英会話の「Native Camp」がキャンペーン中なのでおすすめですよ!
退職をポジティブに考える
ネガティブに考えずにポジティブにとらえ直すのも大切です。
なぜなら物事の見方を変えると、ストレスが減り新たな可能性に気づきやすくなるからです。
例えばこんな感じ。
- 人生勉強だととらえる
- 成長のきっかけだと考える
- 新しい出会いや経験のチャンスと見る
- 人生の転機だと前向きに受け止める
もっと深堀すると、次のような考え方ができますよね。
- 前職での経験や人脈は、次のキャリアで活かせる財産
- 時間に余裕ができたので、家族との時間が増えた
- 新しい環境に慣れる中で、自分の強みや弱みを再発見できた
- いろんな可能性にチャレンジする自由な時間ができた
退職をポジティブにとらえることで、後悔の思いよりも新たな生活に目を向けて前向きになれますよ。
新しい知識やスキルを身につける
新しい知識やスキルを身につけると、学びを通じて成長を感じられ、将来への希望や自信につながりますよ。
- オンライン講座や通信教育を受ける
- セミナーやワークショップへの参加
- 専門書などの本を読む
- 実践的な体験学習やボランティア活動
- 異なる分野の人々との交流する
具体的には、次のような学びの例が挙げられます:
- デジタルマーケティングの基礎を学ぶ
- プログラミング言語を習得する
- 財務や会計の知識を身につける
- コミュニケーションスキルを磨く
- 外国語を習得する
学ぶ内容は、将来のキャリアに直接関係するものでも、ただ興味のあるものでも問題ありません。大切なのは、長く続けて成長を感じることです。
例えば、簿記やTOEIC、ITパスポートといったキャリアにも役立つ試験の勉強なら今後のキャリアにも役立ちますよ。
STUDYingなら、スマホでも簡単に取り組めるのでスキマ時間を使った資格勉強にオススメです。
新しい知識やスキルを身につけると、成長を感じて退職の後悔を前向きなエネルギーに変えることができますよ。
よく考えずに辞めると後悔する理由
退職したら戻るのは難しい
一度退職した会社に戻るのが難しい理由は、会社・辞めた人どちらにもあります。
- すでに代わりの新人を採用してる
- 組織や業務内容が変わった
- 辞めた人への信頼が落ちている
- プライドが邪魔して戻りにくい
- 周囲の目が気になる
- 辞める前の役職や給与で戻れるか不安
次の仕事が見つかりにくい
退職後に次の仕事を見つけることは予想以上に難しいです。
転職市場の競争が激しいだけでなく、自分の経歴や状況によって会社側が警戒してしまうからです。特に注意すべき点として、以下のようなものがあります。
- 短期間での転職歴があると「またすぐに辞めるのでは」と警戒される
- 希望する業界や職種の選択肢が少ない
- 自分のスキルや経験が求められるレベルに達していない
短期の転職は弱みをにぎられる
短期間で転職を繰り返すと、将来的に不利な立場に立たされる可能性があります。
- 「すぐに辞める人」というレッテルを貼られる
- 責任ある仕事を任せてもらえない
- 給与交渉で不利になる
- 長期的なキャリアプランが立てにくくなる
転職活動が厳しいことを逆手にとって、少し不利な条件でも受け入れさせようとする会社があるので注意しましょう。
後悔しない退職のために必要なこと
冷静にじっくりと考える時間を作る
毎日の忙しさや気持ちの波に流されず、自分の状況をよく見つめましょう。
- 休みをとって考える時間を作る
- 朝早くや夜遅くなど、静かな時間を使う
- 週末を使って自分と向き合う
- いつもと違う場所で考えをまとめる
たとえば、通勤の時間を使って自分の気持ちを書いたり、休みの日に公園でゆっくり考えをまとめたりするのもいいですよ。
意識して一人の時間を作ることで、落ち着いて判断でき、後悔しない決めごとができますよ。
心身のために休職も考える
仕事のストレスが心や体の不調を感じている人は、すぐにやめるのではなく、しばらく休むことも考えてみましょう。
休むことで状況がよくなる可能性があり、また将来の選択肢を減らさずに済むからです。次のようなことに気をつけて考えてみてください。
- 会社の休職制度を確認する
- 産業医やかかりつけのお医者さんに相談する
- 休んでいる間のお金のことを考える
- 仕事に復帰する計画を立てる
休職という選択肢を考えることで、最悪の事態を避け後悔しない決定につながる可能性がありますよ。
辞めるのは次の仕事を見つけてから
仕事をやめるときは、次の仕事を見つけてから行動することをおすすめします。
お金の心配を減らし、無職の期間をできるだけ短くできるからです。
具体的には、次のような手順を踏みましょう。
- 今の仕事を続けながら新しい仕事を探す
- 求人サイトや転職エージェントを利用する
- 仕事に関する勉強会や集まりに参加して情報を集める
- 面接や試験の準備をする
やりたい仕事や自分に向いている仕事が見つかっていない人は、求人の紹介をしないポジウィルキャリアで相談してみるのもオススメです。
適職や性格診断をして自分を振り返るサポートもしてくれるので、一度チェックしてみると仕事探しのヒントが見つかりますよ。
自分のペースで転職活動したい人はdodaがおすすめです。
自分で求人を探して応募できる転職サイトと、アドバイザーに相談しながら求人を選んでもらい選考対策ができるエージェントサービスの良いとこどりができますよ!
仕事を辞めても後悔しない心がまえ
退職・転職の理由をはっきりさせる
はっきりとした理由があれば、行動の道しるべになり後悔しにくくなりますよ。
理由を整理する際は、次のようなポイントを考えてみましょう:
- 今の仕事の何が不満なのか
- 新しい仕事に何を期待しているか
- 自分の成長にとって必要な変化は何か
- 生活や家族への影響はどうか
例えば、「給料が安い」「仕事内容に興味が持てない」「職場の人間関係が良くない」など、具体的な理由を書き出してみるのがよいでしょう。
そうすると、本当に転職が必要なのか、または今の職場で改善できる問題なのかが見えてきます。
理由がはっきりすれば、転職活動や面接で自信をもって説明できます。また、次の職場選びでも判断基準がわかりやすくなります。
いまの職場で解決できる問題はないか考える
環境を変えずに状況を改善できれば、転職によるリスクを避けられますよ。
解決の方法はこのようなものが考えられます。
- 上司や人事部門と話し合う
- 仕事の進め方を工夫する
- 新しいスキルを身につける
- 部署異動の可能性を探る
たとえば、仕事量が多すぎて辞めたいと思っていた人も、上司と話し合って仕事の優先順位を見直すことで改善できますよね。
また、人間関係の悩みでも、コミュニケーションの取り方を変えたり、新しい部署に異動することで解決できる可能性があります。
もし解決しようとしても状況が変わらない場合には、退職する正当な理由になりますよね。
「理想の転職先はない」と妥協する
転職を考えるとき、完璧な「理想の転職先はない」と心に留めておくことが大切です。
現実とはほど遠い期待を持ってると、転職後に失望や後悔してしまいます。
理想と現実のバランスを取るために、以下のポイントを意識しましょう:
- どの職場にもメリットとデメリットがある
- 自分にとって譲れない条件を絞り込む
- 情報収集を十分に行い、現実的な判断をする
- 新しい環境での不満を前向きに捉える
例えば、給料が高く、残業が少なく、人間関係も良好な職場を探そうとすると、なかなか見つからないかもしれません。
そのため、「給料が今より20%アップ」「残業は月20時間以内」など、具体的で現実的な条件を設定することが大切です。
また、転職先の企業について、良い面だけでなく課題や改善点もしっかりと調べましょう。面接で気になる点を質問することで、より現実的な職場イメージをつかめます。
新しい環境には必ず慣れない部分や戸惑いがあります。
そんなときは「今までにない業務に挑戦できる」「新しい技術が学べる」とポジティブに考えるとモチベーションを保つことができますよ。
転職後をリアルにイメージする
転職を決める前に、転職後の生活を具体的にイメージしてみましょう。
新しい環境で起きる問題や変化を前もって想定し、心の準備ができます。
感がるポイントは以下のようなものです。
- 新しい職場での人間関係
- 仕事内容や責任の変化
- 通勤時間や勤務時間の違い
- 給料や福利厚生の変更
たとえば、大企業から中小企業に転職する場合、仕事の範囲が広がったり、一人で複数の役割を任されることが考えられます。
また、転職先の業界が変わると、新しい知識や技術を学ぶ必要が出てきますね。
さらに、家族や私生活への影響も考慮しましょう。転勤の可能性や残業の増減などで生活リズムが変わってきます。
これらの変化に対して、自分がどう対応できるか、家族の理解は得られるかなどを考えておきましょう。
転職後の生活を具体的にイメージすることで、予想してなかった出来事での悩みを減らし、新しい環境にスムーズに慣れていくことができます。
後悔しない退職の3つのステップ
次の職場に求める希望を考える
以下のような点を整理しましょう。
- やりがいを感じられる仕事内容
- 目指したい給料や待遇
- 理想の勤務時間や休日
- 職場の雰囲気や人間関係
- 成長や学びの機会
例えば、「大きなプロジェクトに関わる仕事がしたい」「年収を30万円上げたい」「土日祝日は必ず休みが欲しい」「新しい技術を学べる環境で働きたい」など、具体的に書き出してみるとよいですよ。
また、これらの希望には優先順位をつけることも大切です。
すべての希望を一度に叶えるのは難しいかもしれませんが、自分にとって最も大切なものから順に並べることで、譲れない条件が明確になります。
整理した考えをだれかに相談する
自分の考えを整理したら、だれか信頼できる人に相談しましょう。
客観的な意見をもらうことで、自分では気づかなかった視点や選択肢が見つかりますよ。相談相手として、以下のような人を考えてみましょう:
- 家族や親しい友人
- 転職経験のある知人
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希望に近い仕事を探す
希望を整理し、他者の意見も参考にしたら、いよいよ実際に仕事を探す段階です。
一人で求人を探すのには限界があるので、ぜひ転職サイトやエージェントを活用しましょう。
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具体的な転職の流れはぼくの転職体験談で解説しているので是非参考にしてくださいね。
仕事辞めた後悔を断ち切って次に進もう!
転職して失敗したと感じる理由と次の会社選びで重視することはこちら。
(識学の調査をもとに作成)