転職の軸がブレないためにすること4選
「転職って何から始めたらいいか分からない」
「転職活動始めたけど考えがうまくまとまらない」
「後悔しないようにしっかりと準備をしたい」
「転職活動するときに何に注意したら良いか」決めかねてませんか?
Yoshiも今の会社に決めるまでには内定をいただいたけど辞退したり、方向性が見えなくなって活動を中断したりして悩んでばかりでした。。
「転職の軸」が定まってないと、せっかく転職先が見つかっても後悔するかもしれません。
今回は、「転職の軸はなぜ必要か?」「どうやって「転職の軸」を設定するか」をまとめました。
この記事を最後まで読むことで、「転職の軸」を決める必要性がわかり、自分なりの「転職の軸」の整理ができますよ。
後悔のない転職を実現するための第一歩を一緒に始めましょう!
- 1社目は地方勤務で残業続き
- ただ仕事に追われて20代が終了
- 30才過ぎてから転職を決意
- 2社目は転勤なしでホワイト職場
- 残業は月40hr超から10hr未満に
- 簿記2級、米国公認会計士保有
転職の軸を明確にするメリット
早く転職サイトに登録して求人を探したくなるところですが、事前に軸を明確にしておくことで、
- 無駄な情報収集をしなくて済む
- 自分の売りと足りないものがハッキリする
- 応募先を絞り込むときに迷わない
- 転職を後悔するリスクを軽減できる
が期待できます。
無駄な情報収集をしなくて済む
転職サービスに登録すると、はじめに希望条件を入力するケースが多いです。
登録する条件に迷いがあると、あとから軌道修正するのはなかなか難しいです。
近年は慢性的な人員不足で大手企業含め様々な求人情報に溢れています。
Yoshiもその物珍しさに求人を眺めてるのに膨大な時間を費やし、興味本位で読み漁ってる求人と実際に応募して働きたいと感じる求人の区別が上手くいきませんでした。
また、転職サービスで担当してもらうコンサルタントさんに本心で希望を伝えることができず、結局応募しない企業を数多く準備して頂いてしまいました。
自分の軸を明確にしておけば、遠回りせず、効率よく求人を探すことにつながります。
自分の売りと足りないものが明確になる
転職の軸を明確にしていく過程で、業務経験の洗い出しをしますので
- 自分のセールスポイント
- 希望の条件と自分のスキル・経験とのギャップ
が明確になります。
たとえば、管理会計に長けている場合には、経営者とのコミュニケーションを通じた経営への貢献した経験をアピールできるでしょう。
経理システムの改修などの経験があれば経理とIT双方に強いことがPRできます。
一方で、未経験領域へのチャレンジを目指す場合には、「現職で少しでも経験できないか」「関連の資格を取得しておこう」などと対策を練ることができます。
たとえば、税務関係の求人に応募するには、税務関係の業務経験を求められるケースが多いです。
なので、現職で税務関係の業務を担当してある程度経験値を積んでから転職しよう、などと対策を取ることができます。
応募する企業を絞り込むときに迷わない
求人検索やコンサルタントの紹介でさまざまな求人を紹介されます。
手広く求人情報に触れると、決め手に欠けてしまい、業界分析や企業研究に多くの時間を割いてしまうことになります。
軸がしっかりしていれば、目を向けるべき点も鮮明になるので迷いも少なくなります。
転職を後悔するリスクを軽減できる
軸を持たず条件を広く求人を探すと、目移りしてしまって転職する動機を見失い、目標がボヤけたまま勢いで転職活動をしてしまいかねません。
Yoshiの場合、内定が出た会社があったにも関わらず、内定受諾前に落ち着いて考えたときに転職の動機を解消出来ないことに気づき、辞退しました。。。
入社前だったのでまだ良かったのですが、そのまま入社までしていたかと思うと今もゾッとします。。
転職してから後悔しないよう、事前にしっかりと軸を固めておきましょう。
次の項目以降で紹介することを実践してから登録を進めると、遠回りせずに活動を進められますので、ぜひお試しください!
転職の軸ステップ①業務経験を振り返る
新卒から現在までの業務経験を書き出す
求人の応募する際に提出する履歴書などの応募書類のドラフトになりますし、自分の頭の整理にも役立ちます。
やり方は簡単です。紙とペンでもスマホのメモ帳でも良いので順番に書き出していってください。
- ⚪︎⚪︎年××月〜⚪︎△年×◻︎月 出納・現預金管理 @海山支店 経理部
- ⚪︎⚪︎年××月〜⚪︎△年×◻︎月 経費処理・予算管理 @野原支店 経理部
このとき、同じ部署で複数業務を経験した場合には担当した業務を全て書き出してみてください。
思い出に残っているイベントを書き加える
業務経験を書き出したら、次はその中から記憶に残るイベントを書き加えてください。
初めて任された大きなプロジェクトだったり、個人的にかなり苦労したこと、やってしまった大きな失敗、逆に上司などに褒められたこと、なんでもOKです。
少なくとも3個はあると良いですね。のちのち面接などで話す元ネタになるので、自分だけで行ったことよりも他部門の方や社外の人と関わった経験の方が良いですよ!
Yoshiは、新拠点の立ち上げプロジェクトに参画したこと、会計制度変更や税制改正の対応など、苦い思い出も含めて書き出しました。
また、自分が経理に向いてるなと感じたことも振り返ると職種の軸も固まりますよ。
転職の軸ステップ②自分の感情を振り返る
業務経験の棚卸しと、思い出に残るイベントを書き出せたら、次にそれぞれの節目での記憶に残る感情を書き加えていきましょう。
やりがいを感じた瞬間や、こんなことしてていいのか不安に感じたこと、腹が立ったこと、嬉しかったこと、誇らしく感じたことなどなど。。
誰かに見せるものではないので、思い浮かんだこと全てをメモしましょう。
ポジティブもネガティブも自分の感情に正直に書き出してみてください。
Yoshiは大きなプレゼンを終えた時の達成感、会社の人に理不尽にキレられて腹が立ったこと、尊敬できる先輩と飲み屋で会話したことなど、さまざま書き連ねました。
素直に書き出すことで、どんな時にストレスを感じるのか、充実感を得ているのか傾向が見えてきます。
客観的に振り返れば、キャリアの方向性も明確になりますよ。
転職の軸ステップ③いまの不満・改善点を挙げる
今度は今の自分にフォーカスを当てていきます。
いま「転職したい」と感じる不満や「こうしたい」という改善したいことを書き出します。
例えば
- 残業・休日出勤が多い
- 会社の将来性が不安
- 年収が低い
- 仕事内容が単調
- 勤務が不便 など
Yoshiは、残業時間を減らしたい、仕事の幅を広げたいでした。
(多い時は40時間超の残業があり、組織が大きいため守備範囲が狭かったです)
ただし、不満の内容によっては転職では改善できないものもあると認識しておきましょう。
たとえば、転職先の人間関係は入社前に見極めることが難しいです。
求職者と同じように、やはり会社側も自分たちをよく見せようとしちゃいますから、実際に一緒に働いてみないとわからないことはたくさんあります。
その点は頭の片隅に置いておきたいところです。
今の職場で人間関係に悩み、それだけを理由に転職をする場合は要注意です。
一方、年収や福利厚生などの人事制度は、求人情報などから客観的に判定できるので改善の成功確率は高いです。
残業時間も、面接などを通じて人事や配属先上司、同僚となる予定の従業員と直接会話する中で探りを入れることができます。
転職の軸ステップ④希望の条件をまとめる
大まかな条件をまとめる
これまで書き出したこと、整理したことを総合しながら次の会社に求めることや理想の働き方をまとめ上げていきます。
軸の例は次の通りです。
- 仕事内容(財務、税務、原価計算、管理会計、経営企画など)
- 待遇(給与・福利厚生など)
- 勤務地と転勤の有無
- キャリアアップの可能性
- 会社の規模 など
譲れない条件を絞り込む
条件設定ができたら、その中で譲れない条件に優先順位をつけます。
Yoshiの場合は、
- 転勤がないこと
- 残業時間が少ないこと
を譲れない条件とし、残業が減る代わりに年収が落ちてしまうことは諦めました。
(最終的には同水準のところが見つかりましたが)
残念ながら、希望する全ての条件に見合う求人にはなかなか巡り会えません。
なので、自分の中で妥協できる点、譲れない点を考えておきましょう。
(実際に応募するまででも良いので)
【まとめ】転職の軸ブレブレで後悔しないように
転職の軸の重要性とその固め方を紹介しました。
転職の軸は普遍的なものではなく、年齢やライフステージによって変わっていくものですが、”いま”転職する自分に素直に、”いま”のベスト条件を探してみてください。
ではでは〜!