経理は転職できない?経験有無別に転職するコツを現役経理が徹底解説!
「経理の転職って難しそう・・」って悩んでませんか?
経理は他の事務職に比べ転職しやすくいですよ!
実際ぼくは30才過ぎてから転職に成功しました。
この記事では、経理の転職が難しいと言われる理由、経理経験あり・なし別の転職体験談と経理転職で気をつけるポイントをまとめました。
記事を読み終えると、経理転職のポイントがわかり、転職で準備すべきこと、アピールするコツがわかり、転職成功に向けて一歩が踏み出せますよ!
>>未経験者が転職で気をつけるポイントはここから飛べます!
>>経理経験者が気をつけるポイントはこちらから!
- ヒュープロ(経理特化)
- 1社目は地方勤務で残業続き
- ただ仕事に追われて20代が終了
- 30才過ぎてから転職を決意
- 2社目は転勤なしでホワイト職場
- 残業は月40hr超から10hr未満に
- 簿記2級、米国公認会計士保有
【結論】経理は転職しやすい(注意点あり)
経理は残業が少なく、出張などが少ないためワークライフバランスが取れやすいと未経験者にも人気の職種です。
経理経験者がスキルアップを目指して転職するケースも多いです。
一方で、企業の経理部門は人手不足を感じており、求人は増えています。
管理部門の転職に強いMS-Japanが実施した調査では、2023年の上半期に募集された求人の75%が「増員募集」です。
(MS-Japan公式HPより)
運営者(Yoshi)が考える、『経理が転職しやすい理由』は2つあります。
どんな組織にも必要
経理は請求書処理や入金確認などの日常業務や、決算・税務申告といった年次業務など会社の経営に欠かせない役割があります。
会社の大きさ、業界や日本企業・外資系に関係なく、どんな企業にも経理部門がありますよね。
近年は一部業務を外注する会社もありますが、会社の基盤となる機能なので無くなることはありません。
経理の仕事は増えている
最近は経理に関連する制度変更が増えてきています。
- 会計基準の変更(国際会計基準(IFRS)の導入)
- インボイス制度・電子帳簿保存法など、税金制度の改正
- デジタル化による業務システムの更新
- 海外取引増加による業務の複雑化 など
新たな業務に対応するため、人手が足りないと感じる企業は増加傾向です。
【注意点】経験の有無やスキルで転職難易度が変わる
どの会社にも必要で、業務量も増えている経理ですが、転職には注意が必要です。
経理の転職では自分の「実務経験の有無」「スキル」に応じた戦略が重要です。
今回は未経験者と実務経験者それぞれの経理転職が難しいケース、転職を成功させるための戦略をまとめてみました。
ではなぜ「経理は転職できない」と言われるのでしょうか?
経理が転職できないと言われる理由
2023年12月の有効求人倍率を見てみると、経理は0.71倍で、仕事を探す人100人に対して71件しか求人がないという結果でした。
全職業の有効求人倍率が1.27倍(仕事を探す人100人に対して127件の求人件数)なので、経理系の職種は平均に比べて求人が少ないことがわかります。
ぼくの考える、経理が転職できないと言われる理由は4つ。
スキルの専門性が高い
経理は簿記の知識はもちろん、税金や決算に関係する知識が求められます。
また、専用の会計ソフトを利用した処理やデータ分析などのPCスキルも必要で、他の事務職に比べ専門性が高い職種です。
- 簿記の知識
- 法律の知識(税法や会社法、金融商品取引法など)
- 最低限の英語力(海外取引があるとき)
- 細かい作業が苦にならない忍耐力
- PCやシステムを使いこなすITスキル
- 社内コミュニケーションスキル
- トラブル対処する課題解決 など
そもそも人数が少ない
経理はバックオフィスで会社の固定費なので、人数が限られる職場が多いです。
産業経理協会が実施した「経理部の実態」調査では、経理人員数が20人未満と回答した企業が全体の半分以上を占めていました。(上場企業含む75社の回答)
(産業経理協会「経理部の実態」
アンケート調査より)
100人以上の規模と回答したのは全体の1割未満でしたので、かなり少人数で経理を行なっているのですね。
実務経験が重視される
経理は専門性の高い職種で、また経理の実務は会社の規模や事業内容によって大きく異なります。
たとえば、大企業は業務が細分化されていて、特定領域に関する深い知識と経験が求められます。
一方、中小企業の場合には、複数業務を担当してこなす能力やスキルを求められます。
また、製造業は原価計算、建設業の場合は工事の進捗を利用した損益計算など、特殊な知識や経験が求められます。
そのため、即戦力を求める中途採用では実務経験があり、すぐに業務が立ち上げられる実務経験者が有利な傾向にあります。
実務経験者でも競争率が高い
実務経験者でも転職に苦戦することもあります。
- 企業が求める業務の実務経験がない
- 年齢に応じたスキルが身についていない
では、実務経験のある人、ない人がどのように転職活動を進めてきたか、体験談も交えながら紹介します!
未経験からの経理転職体験談5つ
ここでは未経験から経理に転職できた人の体験談を紹介します!
【Iさん】20代販売職から経理職へ
Iさんは販売員としてご就業されてきました。業務の中で販売計画や企業の会計の流れに関わりながら今後のキャリアとして企業の会計に関わることができる経理職でのキャリアを希望しました。 しかし、転職市場においては「即戦力性」が求められ、自分には転職ができないのではないかと不安になる日々。。。
経理としてキャリアをスタートさせるためには何を準備したらいいのか?
一番の課題は面接突破だと考えたIさんは徹底的に面接でお伝えする内容を考え抜きました。 ポイントは、「経理職を志望した理由」、「経理職としてのキャリアパス」の2点、ここを徹底的に考え抜き、一貫性のある理由を明確にお伝えできるようになるまで準備しました。 決算業務の経験を積み、ゆくゆく経営企画など幅広く業務に関わりたかったIさん。ご入社を決めた企業もこれから会社として成長戦略を掲げている企業であったためIさんの前向きな志向が非常に好印象でした。
MS-Japan
【Zさん】20代フィールドエンジニアから経理へ
Zさんは大学卒業後にフィールドエンジニアとして飲食店のクライアントを中心に自社製品の運用保守を担当されていました。しかし、コロナ禍でクライアント先が次々と倒産していくのを目の当たりにし、企業におけるお金の管理の重要性を痛感されて経理へのキャリアチェンジを決心された経緯があります。
まずは書類通過する事が大切
活動をスタートされたものの書類通過率の相場は1~2割程度で、20社近く応募をしたとしても2~5社程度面接に入るかどうか、という状況でした。
一般的に書類選考通過において、保有資格や経歴も重要な項目ではありますが、それ以外の理由で落ちる事も多々あります。 例えば、誤字脱字がある、文字の大きさが揃っていない、数字の全角半角が混在している等。
経理だけでなく管理部門の人材を採用する際に、企業側はこの文書作成能力をまず前提としてチェックしているのです。
また自己PRについては、他業種の人が見てもわかりやすく頭の中に映像でイメージできる文章を意識しつつ、事務的業務の処理の速さや正確性、何かしらの業務改善など自分が主体的に行動した経験をアピールする事が重要で、Zさんはそれを実行し、経理との親和性を企業から評価され、書類通過率2割以上という結果を得ることができました。
MS-Japan
【Yさん】20代SEから会計事務所へ
SEの経験を持つYさんは、財務会計システムの設計・開発を通じて会計業界に興味を持ち、会計事務所への転職を考えました。
しかし会計事務所の内情は一般にわかりにくく、業界未経験のYさんも事務所の比較が難しい状況でした。そこで弊社のアドバイザーは、事務所の所長先生や所員の人柄や風土、クライアントの傾向、教育体制などの情報を提供し、Yさんは未経験者の育成実績がある小規模の会計事務所に転職を決意しました。
MS-Japan
【Tさん】20代フリーターから専門商社経理へ
半年間しか正社員として働いたことがないTさんの経歴はハンディとなります。ただし、Tさんは非常に真面目な性格で、何とか自分の人生を立て直したいと本気で考えていました。そこで私はその手助けができるよう、経歴よりも人柄を重視する会社に目星を付けて求人案件を探していきました。
ジャスネットキャリア
【Tさん】20代フリーターから専門商社経理へ
半年間しか正社員として働いたことがないTさんの経歴はハンディとなります。ただし、Tさんは非常に真面目な性格で、何とか自分の人生を立て直したいと本気で考えていました。そこで私はその手助けができるよう、経歴よりも人柄を重視する会社に目星を付けて求人案件を探していきました。
ジャスネットキャリア
【Fさん】30代総務人事から経理へ
大学生時代から経理の仕事に興味を抱き、在学中に日商簿記2級を取得したAさん。ところが就職した会社では経理職に就くことができず、総務や人事の業務に携わっているうちに30代になってしまいました。このまま会社に居続けても経理部門に異動できる可能性はかなり低く、長年の希望をかなえるべく転職活動を始めました。
未経験から経理職へのキャリアチェンジの場合、通常は30歳を越えると難しいと言われています。Aさんも、当社にご登録される前に別の人材紹介サービスを利用していましたが、思うようにいきませんでした。
面接に当たって、Aさんには面接官を務めるCFOや経理マネジャーの人柄を事前に伝えました。Aさんは、「秘書」と言われても違和感がないレベルの接遇マナーを身に付けており、面接の対応は心配不要。あとは自分がなぜ経理の仕事がしたいのか、その思いを伝えることさえできれば、未経験というハンディを跳ね返せるのではないかと考えていました。
そして面接の結果、Aさんは会社側から高い評価を得て、「日商簿記2級の資格を持っていて簿記の知識もありそうだし、事務処理能力も高そうなので、私たちがきちんと教えれば、すぐにキャッチアップしてくれそうです」という評価から、内定を得ることができました。こうしてAさんは、学生時代からずっと抱いていた希望を、30代にしてかなえることができたのです。
MS-Japan
未経験から経理転職が難しいパターン
未経験から経理転職するときに苦戦するパターンをまとめました。
30代以上
どの職種にも共通しますが、未経験職種への転職は若いほど有利です。
しかし、30代以降になるとやる気だけでなく「未経験を克服してどう会社に貢献できるか」をより厳しく見られます。
またキャリアチェンジが遅くなればなれるほど、経理に向いていなかった時のリカバリも難しくなってしまうので、会社側も慎重に採用を見極めてきます。
志望動機がハッキリしない
経理を未経験から志望する場合、「なぜ経理になりたいのか」をしっかりと説明できないといけません。
「ワークライフバランスが良さそう」、「残業が少なそう」という理由だけで応募すると面接で苦戦してしまいますよ。
簿記を持っていない
経理への志望動機がうまく整理でき、会社に伝えられたとしても、簿記を持っていないと「自分で学習する意欲はないのか」と疑問を持たれてしまいます。
もし実務経験があれば簿記を持っていなくても実績でカバーできます。
しかし、未経験からの挑戦であれば簿記2級までは取得するなど、「経験不足を補う努力」をアピールできるようにしておきましょう。
未経験から経理転職するには
未経験から経理に転職するポイントをまとめます。
20代のうちがベスト
簿記をとっておく
本気で経理を目指すのであれば、簿記は取っておきましょう。
経理経験者を含みますが、経理に転職できた人のほとんどが日商簿記2級を保有していました。
(MS-Japan公式HPより)
ただし、急に簿記2級を目指すのではなく、3級→2級の順に取りましょう。
スキマ時間や移動中でも勉強できるSTUDYingがオススメ!
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志望理由を明確にする
経理を志望する理由は必ず聞かれますので、自分の経験を交えながら話せるよう準備しておきましょう。
- 経理に興味を持ったきっかけ
- なぜいまの職種ではなく経理を目指すか
- いまの職種経験で経理に活かせること
- 経理で仕事をするために取り組んでいること
- 経理になって達成したいこと
- 経理でのキャリアプラン など
いまの会社で実務経験を積む
もし、いまの会社で経理になれる可能性があれば、まずは社内異動で経理の実務経験を積んでから転職をするのも一つです。
実務経験者の方が転職の選択肢も広がり、有利になるからです。
この場合、転職するまでに少なくとも数年かかるので自分のキャリアを改めて考えて慎重に判断しましょう。
もし、「1人で悩んでも答えが出ないよ」ってときは、キャリア形成のプロに相談するのもアリです。
経理にキャリアチェンジしたい人向けの”20代の転職相談所”
20代の転職相談所は、その名の通り20代の転職にまつわる相談に乗ってくれます。
20代ならではの悩みに応じて幅広いメニューがあり、すぐに転職を考えてなくても無料で相談を受け付けてくれます。
経理経験者の転職体験談5つ
次に、経理経験者の転職体験談を見てみましょう。
【Kさん】20代地方転勤がきっかけで転職
東証一部上場企業の経理部に勤めていたKさんは、本社から地方の支店に異動になりました。しかし、その支店には、本社で求められるような難度の高い経理業務はなく、Kさんは経理スキルを十分に発揮できずにいました。異動に伴い役職は上がりましたが、本社に戻れるのは数年先のこと。しかも経理部に配属になるかどうかは分かりません。Kさんは、将来は経営企画部などの部署で働きたいという思いを持っていたため、それに向けて経理スキルを磨ける職場を求めて転職活動を開始しました。
Kさんが希望した転職先は、東証一部上場企業。また「難易度の高い仕事があり経理スキルを磨ける職場」であることも条件としていました。
そんなKさんに紹介したのは、大手化学メーカーです。同社の経理部では、主担当で単体決算を2、3年経験したら、次は税務の主担当を2、3年経験するというように、ローテーション制を採用しています。一通りローテーションを経験すれば、それぞれの経理業務について深いレベルで精通することができます。「難易度の高い仕事があり経理スキルを磨ける職場」というKさんの希望に合致していました。
また、経理部で経験を積んだのちに、経営企画部勤務や海外勤務などのキャリアパスも用意されており、将来Kさんが経理スキルを生かして新しい業務に挑戦したいと思ったときに、実現しやすい職場でもありました。
Kさんは、課題発見・解決能力や経理スキルが高く、協調しながら仕事を進めることもできる方です。面接はトントン拍子で進み、二次面接終了後に口頭で内定の通知を得ることができました。
ジャスネットキャリア
【Hさん】20代中小企業から上場企業へ
中小企業経理から上場企業経理へのキャリアアップを叶えたい!
Hさんは、中小企業の経理スタッフとして月次・年次決算補助業務まで担当されていらっしゃいました。約2年経理業務に従事していく中で、上場基準での会計に携わっていきたいお気持ちが強くなり転職を決意。また在籍されていた会社の規模も小さく、将来の年収の伸びしろも不安を感じているとのご相談でした。
上場大手企業へ転職希望
Hさんは上場企業をターゲットにされる中でも、東証プライム(当時東証一部)企業をターゲットにしていきたいとのご要望でした。簿記1級・TOEIC800点と武器となる資格をお持ちですが、上場企業での実務経験を求められる求人もあるため、非上場経験でも応募可能な上場企業については積極的に受けていくことをお勧めいたしました。結果として上場大手企業への転職を叶える形となりましたが、それまでに複数の面接を受けられたご経験を面接でも活かしていただけました。
MS-Japan
【Tさん】30代後半マネジメント経験を求め転職
Tさんは未上場の出版社で経理経験を積んだ後、上場企業で経理業務に携わることを希望して、東証一部上場の建設会社に転職。
(中略)Tさんの年齢は、30代後半に達しており、これからのキャリアを考えると、マネジメント経験を積んでおきたいところです。そこで経理部門でマネジャーを募集している上場企業を求めて、当社にご登録されました。
Tさんの転職活動は、難航が予想されました。というのは、マネジャー職を募集している会社は、当然マネジャー経験者を優先的に採用するからです。Tさんもその点は理解しており、長期戦の姿勢で臨んでいました。
そんな中、Tさんに紹介できる案件が登場。それは、出版関係の上場企業です。同社では中堅層の経理スタッフが手薄になっており、マネジャー経験はなくても、将来的にマネジャーを任せられ、現時点ではチームのリーダーとして動ける即戦力を求めていました。
Tさんは、出版関係の会社であることを何より喜んでいました。Tさんは以前、出版社に勤めていたこともあり、物をつくる現場の雰囲気が大好きだったからです。上場企業で、しかも出版社となると、Tさんにとってはこれ以上にない案件でした。
ジャスネットキャリア
【Aさん】20代会計事務所から上場企業経理へ
会計事務所にて4年ほど経験があったAさんは、税務会計の業務を一通り経験し、新しい挑戦をしたいと考えていました。 このまま会計事務所業界でキャリアを積むか、それとも事業会社の経理に進むかについて、非常に迷っていました。会計事務所のクライアント対応を通して会計の基本業務を学んでおり、企業内部の会計の流れや他の領域にも興味を持つようになりました。特にデータ分析や業績評価に関する知識を深めたいと考え、より大きな企業での経理経験を求めるようになったことが転職のきっかけになりました。
転職活動開始~内定受諾まで
まず転職を決意した後、自分のスキルを向上させるためにオンラインの専門コースを受講しました。特にExcelを活用したデータ分析や財務報告のスキルを高めるための学習に取り組みました。さらに、自己PRや志望動機をしっかり整理し転職活動を開始します。 転職活動では、前職で培った実務経験と新たに学んだスキルを強調しました。弊社エージェントを通じて、大手企業の経理部門へ応募し、面接では過去の業務実績や新たに身につけたスキルを具体的に示し、自分の成長と貢献意欲をアピールして最終的に大手上場企業への転職を果たしました。
MS-Japan
【Tさん】事業会社から会計事務所へ
新卒より、事業会社の経理担当として従事されてきたTさん。経理担当としてお金の流れなどを学ぶにつれ、士業・会計業界に興味をもたれ、税理士を目指そうと決意されたそうです。
その後、経理の仕事を続けつつ、税理士になるべく科目勉強を進め、2科目取得。今後は実務経験を積んでいきたいことから、会計事務所への転職を始められました。
Tさんの場合、前職を続けながらの転職活動であったことから、面接対策や実際の面接など、時間を確保することが難しいという懸念点がありました。
また、会計業界は未経験であるということ、今後も税理士資格取得に向けて勉強と仕事の両立を続けていきたいということから、試験前休暇制度など資格取得に向けての環境が整う事務所を希望されていました。そこで、キャリアアドバイザーは会計事務所と交渉を行い、土日や、仕事終わり19時以降の面接など、現職を休まずに転職活動を進められる環境を整えました。
ヒュープロ
真面目な性格、現職と資格取得を両立してこられた実力が認められ、見事現職を休まずに転職活動を終えられました。
経理経験者の転職が難しいパターン
経理経験者が転職で苦戦するパターンをまとめました。
大企業を目指している
大企業は優秀な実務経験者が多く応募するため、競争率が高くなりがちです。
また、大企業になれば経理経験だけでなく、語学力やチームをまとめて仕事をするスキルなど高いスペックと経験を求められます。
企業の求める実務経験がない
即戦力を求める転職市場では、業界経験者や求める個別の実務経験を持つ人が優遇されます。
実際、管理部門の転職に強いMS-Japanが実施した調査では、求めるスキルはダントツで「決算業務」で、詳しくみると「月次決算」「年次決算」がメインとなっています。
(MS-Japan公式HPより)
年齢に見合ったスキルがない
実務経験者でも担当者レベルから数人のチームの取りまとめ、課長などの管理職など、「経験年数に応じたスキルを積んできたか」が見られます。
- 実務担当者として担当業務をこなす力
- 部下や新入社員を指導した経験
- 他部門と調整し、課題解決した経験
- 課題を発見し、解決策を検討し実行した経験
- 部下のマネジメント経験
- 全社の意思決定に関わる経営課題を経理面からサポートした経験 など
経理経験者が転職するには
経理経験者が転職を成功させるポイントをまとめました。
実務経験がある求人をねらう
求人票をよく読み、自分の経験が活かせる求人を狙いましょう。
中途採用では即戦力を求められますので、実務経験のある求人であれば採用される確率が上がります。
特に、IFRS導入や会計システムの切り替えといった経験は近年需要が上がっていますので、引く手あまたですよ!
もし「幅広い業務経験がしたくて転職する」という人でも、未経験の領域に応募すると採用されにくいかもしれません。
そんなときは、「まずはいまの経験が活かせる業務を担当し、慣れてきたら他の業務も経験したい」と伝えてみましょう。
ずっと同じ業務を担当することはありませんので、きっと希望に合う求人が見つかります!
アピールポイントを磨く
実務経験以外のところでアピールポイントを磨くと他の転職希望者と差をつけられますよ。
- 経理システム関連の知識
- 周囲を巻き込んで取り組んだ経験
- マネジメント経験
- コミュニケーション力を活かして課題解決した経験
タイミングを見極める
求人の増えるタイミングをねらうのも重要です。
転職希望者が増える時期は「6月」「3月」となっています。
(MS-Japan公式HPより)
3月末決算の場合は決算の落ち着く6月がタイミング的に動きやすいようですね。
一方で、企業側は年度末決算に向けて求人を出す傾向があります。
年により変動がありますので、転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談して求人の増えるタイミングを狙ってみましょう。
経理転職に強いエージェント
実際に転職活動で利用した転職エージェントから、オススメエージェントを紹介します!
MS-Japan | doda | リクルート エージェント | |
総合/特化 | 管理部門特化型 | 総合型 | 総合型 |
おすすめ ポイント | 財務経理専属の アドバイザーがサポート。 限定求人あり。 | 幅広い求人 求人検索・エージェント・スカウト全てを利用できる | 圧倒的な非公開求人件数。企業インタビューやセミナーも充実 |
経理系 公開求人 件数 | 約2,800件 | 約5,500件 (年収500万円以上) | 約5,200件 |
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費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
対象エリア | 全国・海外 | 全国・海外 | 全国・海外 |
公式HP | https://www.jmsc.co.jp/ | https://doda.jp/ | https://www.r-agent.com/ |
評判や 口コミ | 口コミを確認 | 口コミを確認 | 口コミを確認 |
【まとめ】経理転職はポイントを押さえてチャレンジ!
「経理は転職が難しい」と言われますが、個人的には「転職はしやすい」と考えています!
経理未経験から転職するときに苦戦するポイントは3つ。
志望動機を整理し、日商簿記2級を取っておけば未経験者の中から一歩有利になりますよ!
経理経験者が転職で苦戦するポイントは3つ。
転職を成功に近づけるコツを参考に、求人選定やタイミングをよくみて転職活動を進めましょう!
このブログでは、「経理の仕事に興味あるけどイメージがつかない」、「転職したいけど何からすればわからない」人向けに有益な情報を発信しています。
少しでも役に立てれば嬉しいです!ではではー。