工場勤務は恥ずかしい?大卒なのにもったいないと言わせない仕事3選
「大卒なのに工場勤務…友達と比べて負け組な気がする」
「工場勤務って言いづらい。新しい出会いも怖い」
「大学で学んだこと、この仕事に活かせる?」
「せっかく大学まで出たのに、なんで自分は作業着着て工場で働いてるんだろう…」と、都会で働く友人たちと自分を比べてしまうこと、ありますよね。
実際、ぼくは新卒で地方の工場配属になり10年近く工場で働きました。
新人のころは家族や学校の同級生に自分の仕事の話をするのがイヤで、会社の同期としか仕事の話をしたくなかったです。
でも、少し見方を変えるだけで、工場勤務にも多くのメリットややりがいがあることに気づくはずです。
この記事のポイントはこちら。
この記事を読み終わるころには、工場勤務にプライドをもてるようになっているはずです。
都会勤務の友人とも堂々と話せるようになり、自分の仕事に新しいやりがいを見つけ、明るい気持ちで日々の業務に取り組めるようになりますよ。
工場勤務が「恥ずかしい」と感じる理由
工場で働くことに対する世の中のイメージには偏見もあり、正しく理解することが大事ですよ。
工場勤務は高卒や高専卒の仕事というイメージ
- 「ものづくりする場所」というイメージが強い
- 大卒の仕事ではないというイメージ
- 工場=簡単な仕事と思われがち
工場で働くのは、高卒や専門学校卒の人が多いというイメージを持つ人がいます。
そのため、「大学を出た人の仕事ではない」と考える人もいます。
たとえば、大学進学を目指す人が多い地域では、高卒で工場に就職することに対するイメージが厳しいこともあります。
また、技術の専門学校を出て工場で働いている人でも、周りのイメージが気になることがあるでしょう。
もちろん高卒や高専卒の人が多いですが、大卒や院卒の人もいる職場ですよ。
ライン作業員を見下す人がいる
- 作業が単調に見えて軽視されがち
- 「ライン工」という言葉のイメージが悪い
- ものづくりに対する理解が足りない
工場でのライン作業は、単純な繰り返しの仕事と考える人がいます。
ただ実際はライン作業には高い技術や注意力が必要です。
工場で働く人たちがしっかり製品の品質を守っているからこそ、安心して使える商品が生まれています。
製品によりますが「ネジしめ」も資格がないと作業できません。
家族や友人からダサいと思われないか不安
- 周りの反応が気になる
- 製造業の理解が少ないと偏見を持たれやすい
- 「工場労働者」に対するイメージが気になる
工場で働くことを「ダサい」と思われないかと不安になる人もいます。
特に都会の事務所で働く友だちや家族が多いと、そう感じやすいかもしれません。
実際、ぼくも事務職経験しかない両親に「作業着を着て働いている」と伝えるとビックリされてしまいました。
大企業の多い日本で製造業で働けることに自信をもってください!
大卒や院卒なのに工場で働く人の仕事
高卒や高専卒の人が多い工場ですが、大卒や院卒の人も工場でたくさん活躍していますよ。
実際、トヨタやパナソニックなど日本を代表する企業でも、多くの大卒や院卒の人が活躍していますよ。
工場の経営層
- 工場の経営の責任者
- 工場全体をリードする
- 経営方針を立てて従業員を支える
工場の中には、工場全体の運営や方向性を決める経営層の人もいます。
経営層の人たちは、工場の目標を設定し、全体をリードする立場です。
例えば、経営層の人たちは、どの製品を作るかや工場全体の運営方針を決めます。
彼らは、工場が安定して成長できるように経営の方向性を考え、工場の未来を作っていきます。
また工場の職場環境がより良くなるように改善をしてくれます。
開発や生産技術など技術専門職
- 新製品の開発に取り組む
- 生産ラインの改善を考える
- 品質管理をして不良品を出さない
大卒や大学院卒の人の中には、製品の開発や生産技術に関わる技術専門職の人もいます。
彼らは、新しい製品を作ったり、工場で効率よく生産するための技術を考えたりしています。
例えば、開発部門の人は「どうすればもっと便利な製品ができるか」を考え、試作品を作ります。
また、生産技術の人は、工場の中で安全に効率よく製品を作れるように、製造の仕組みを工夫します。
工場の技術専門職は、最新の技術を学びながら働けるやりがいのある仕事です。
人事や経理などの管理部門
- 工場全体の人材管理を行う
- 経理でお金の管理を担当する
- 働く環境を整えて支える
工場には、人事や経理など、工場全体を支える管理部門もあります。
管理部門の人たちは、工場で働く人をサポートしたり、お金の管理をして、工場が順調に動くように支えています。
例えば、人事は工場の働く人たちのサポートや採用活動をしています。
経理は工場の予算を管理したり必要な資金を確保するなど、お金の面で工場を支えます。
このように管理部門も工場の人たちが働きやすいよう、さまざまな面からサポートしています。
ぼくも工場の経理部門で製品のコスト計算や、利益を出すためのプランを製造部門の上司と計画したりしていました。
工場で働くメリット
工場での経験は、他の仕事でも大事なスキルになります。
専門知識やスキルが身につく
- 機械操作の技術が学べる
- 製品を作る工程を知れる
- 安全に作業するスキルがつく
工場で働くと専門的な知識やスキルを身につきます。
たとえば、専門機械の操作や製品の知識など、普段は学べないことを経験できます。
例えば、機械の操作を学ぶことで、技術的なスキルが高まります。
製品を作る一つひとつの工程を知ることで、モノづくりの大切さが分かるようになります。
安全に働くための知識も身につくので、どんな職場でも役立つスキルが手に入ります。
電気工事や機械工学などさまざまな分野のプロが工場で働いています。
大手なら安定して長く働ける
- 仕事の安定感がある
- 福利厚生がしっかりしている
- 安心して働ける環境
例えば、製造業の大手企業なら福利厚生がしっかりしていることが多く、社員が安心して働ける仕組みが整っています。
お給料やボーナスもきちんと支給されるため、長く働くほど将来の計画が立てやすくなります。
これにより、生活の安定や将来のための貯金もでき、家族との時間も大切にできます。
寮に安い家賃で住めたり家賃補助が出たりと、お金を節約できるのはうれしいですよね。
休みの計画が立てやすい
- 休みが事前に決まっている
- 友だちとの予定を合わせやすい
- 旅行や趣味の計画がしやすい
たとえば、工場によっては決まった曜日に休みが取れるため、予定を立てやすいです。
また連休がある工場も多いので、旅行やリフレッシュの時間がとりやすくなります。
このように、休みが計画的に取れることで、プライベートの時間も充実させることができます。
ぼくも休みには海外旅行に行ったりしてリフレッシュしていました。
工場勤務のやりがい
工場勤務には他の仕事にはない「やりがい」もたくさんあります。
自分が手がけた製品が世の中で使われ、役立っていることを実感できる仕事です。
工場勤務には、ものづくりの楽しさと誇りがありますよ。
製品が社会に役立っている
- 製品が生活に欠かせないものになる
- 仕事の成果を身近に感じられる
- 社会への貢献が実感できる
工場で作られる製品は、私たちの生活を支えています。
自分が関わった製品が世の中で使われ、役立っていることを実感できるのは大きなやりがいです。
例えば、毎日使う家電や自動車なども工場で作られています。
自分が関わった製品が店頭に並んでいるのを見たときに感じる誇らしさは、他では味わえないものです。
このように、工場で働くことで社会に貢献できるのが大きなやりがいです。
日本の経済を支えている
- ものづくりで日本の経済に貢献
- 製品が世界中で使われている
- 働くことで日本の成長を支える
工場は、日本のものづくりや経済を支える大事な役割を持っています。
そのため、工場で働くことが、社会や経済に大きく貢献していることを感じられます。
例えば、工場で作られる製品の中には、日本だけでなく海外にも輸出されるものがたくさんあります。
そのため、自分の仕事が日本の経済や世界の生活を支えていると感じることができるのです。
さらに、働くことで日本の成長に直接貢献できるのも大きなやりがいです。
このように、工場勤務は日本の経済を支える仕事であると誇りに思うことができます。
最新技術や新製品の仕事ができる
- 最新の技術に触れる機会がある
- 新製品の開発に関わることができる
- 自分のスキルがどんどん高まる
工場では、最新技術や新しい製品の製造にも関わることができます。
最先端の技術や新しいものを作る経験ができるのは、ものづくりの仕事の大きな魅力です。
例えば、スマートフォンや自動車など、私たちの生活に欠かせない製品も工場で生まれています。
最新の技術や素材を使ったものづくりに関わることで、自分のスキルも磨かれ、成長を感じることができます。
新製品が世の中に出るとき、「自分が関わったものが役立っている」というやりがいを感じることができるでしょう。
工場での仕事は、ものづくりの最前線で新しい技術に触れられるため、とても魅力的なものです。
工場勤務から別の仕事になる3ステップ
工場で働いている人が、別の仕事に挑戦したいと思うこともあります。
工場勤務での経験を活かしながら、新しい仕事に進むために役立つポイントを紹介します。
新しい仕事に進むときは、自分の強みを活かしましょう。
自分の強みと弱みを分析
- 自分の得意なことを考える
- どんな仕事が好きかを振り返る
- 仕事でやりたいことをまとめる
まずは、自分がどんなことに興味があり、何が得意なのかをしっかりと考えましょう。
自己分析をすることで、自分に向いている仕事や挑戦したい分野が見えてきます。
例えば、工場での経験を活かして、新しい技術や機械に関わる仕事を目指すのも一つの方法です。
自分が得意なことや好きなことが分かれば、それを新しい仕事でも活かすことができます。
このように、まずは自己分析を通じて自分の方向性を確認してみましょう。
自己分析は、次のステップに進むための大切な基礎です。
どんな求人があるか見てみる
- 自分の強みに合う仕事を探す
- どんな業種があるか調べる
- 工場勤務の経験を活かせる分野を考える
自分の得意分野が見えたら、それに関連する求人があるか調べてみましょう。
自分に合いそうな仕事をリサーチすることで、より具体的な目標が持てます。
例えば、製造業の知識を活かせる技術職や、機械に詳しい営業職なども検討できます。
また、工場で得た知識やスキルを活かしやすい業種や職種をリサーチすることも大事です。
求人を探すことで、新しい仕事に対する興味や具体的なイメージが湧いてきます。
求人を見比べながら、自分に合った仕事を見つけてみましょう。
プロにキャリア相談する
- キャリアアドバイザーに相談する
- 自分に合った仕事を一緒に見つける
- 新しい可能性を探してもらう
自分のキャリアに不安があるときや、次のステップに悩んだときは、プロに相談するのも一つの方法です。
キャリアアドバイザーに話すことで、自分に合った仕事や進むべき方向が見えてくることがあります。
例えば、工場での経験を話すと、意外な業界や職種が紹介されることもあります。
キャリアアドバイザーに相談することで、自分では気づかなかった適職に出会えることもあるでしょう。
不安を相談することで、より前向きに新しい仕事に挑戦できるようになります。
このように、プロの力を借りて、自分の可能性を広げるのもおすすめです。
【まとめ】工場勤務に自信をもってキャリアップをしていこう!
工場での仕事ってオフィスでの仕事とは違いますが、それだけに身につくスキルや成長のチャンスもたくさんあります。
「なんだか恥ずかしいな」と思っていた気持ちも、少し見方を変えるだけで前向きに考えられるようになるはず。
工場での仕事にしかない良さを見つけて、自分の仕事を誇れるようになりましょう。
もし、「自分なりに工夫して、もっと役立つ存在になりたいな」と思えたら、まずは今の仕事にちょっとずつ新しい工夫をしてみてください。小さな挑戦の積み重ねが、やがて「この仕事だから感じられる楽しさややりがい」を見つけるきっかけになるはずです。
どうしても工場勤務が辛いと感じたら、一人で悩まずにプロのキャリアコンサルタントに相談して、これからの働き方を見つめなおしましょう。