地方配属は負け組?出世できるか見極めるポイントを解説!
地方配属になって、「同期の中で負け組になった」「地方配属から出世できるか?」と悩んでいませんか?
ぼくも新卒で地方配属になり、7年近く転勤できませんでした。
それでも、地方配属から都心に異動したり、出世コースに乗ったりしている先輩をたくさん見てきました。
この記事では、地方配属から出世するためのコツ、地方配属が辛くて転職したいときに気をつけたいポイントをまとめました。
記事を読み終えると、地方配属からキャリアアップする秘訣が見つかりますよ!
- 1社目は地方勤務で残業続き
- ただ仕事に追われて20代が終了
- 30才過ぎてから転職を決意
- 2社目は転勤なしでホワイト職場
- 残業は月40hr超から10hr未満に
- 簿記2級、米国公認会計士保有
【結論】地方配属からの出世は会社と自分次第!
全国展開の企業であれば、地方配属になる可能性はどうしても避けられません。
地方配属は避けられない
全国転勤の総合職になった以上、地方配属になるリスクは会社人生ずっとつきまといます。
『企業の転勤の実態に関する調査』では、33.7%の会社が「ほとんどの正社員が転勤の可能性がある」と回答しました。
また、正社員が1,000人以上の大企業では50.9%もの企業が「転勤の可能性あり」なのでビックリです。
(『企業の転勤の実態に関する調査』
労働政策研究・研修機構(2016年)より)
ぼくも社会人になって地方配属になり後悔しました。
できるだけ地方配属になりにくいポジションでキャリアを積まないといけないですね。
社会人になる前には「いろんなところに住めるのは楽しそう」とポジティブに考えてた全国転勤も、実際に地方配属になると辛く感じちゃいます。
会社と職種でキャリアが決まる
異動のあり方は今いる会社と自分の職種によって大きく変わります。
例えば、ぼくのいた会社では設計や開発などの技術系職種は転勤なし、事務系職種は転勤ありでした。
経理のように事務系職種は一つの拠点で働き続けることはなく、数年スパンで異動するケースが多いです。
ぼくは、引っ越しのある転勤を3回経験しましたが、イヤすぎで転勤のない会社へ転職しました。
エン転職で実施された「転職に関する調査」では、『今後転勤の辞令が出たときに転職を考えるキッカケになる』と回答した人は64%いました。
地方配属で辛かった時の経験談でも紹介しますが、ぼくももう少し若い時に転職しておけばなと後悔しています。
地方配属はどう決まる?
では、地方への配属はどう決まるのでしょうか。
配属は会社により考え方が違いますが、一般的に3つの決まり方があります。
その人の希望に合わせるため
希望が偏らない場合に、本人の希望と適性を見ているケース。
その人の得意分野と拠点の相性を見た配属ですね。
拠点の人員補充・戦力強化
人員の年齢構成や欠員による補充や、注力の拠点へのマンパワー強化を目的に配置するケースもあります。
特に地方部での採用が難しい場合など、都心からの配属で補うケースがよくありますね。
地方で経験を積んでもらうため
地方拠点は、チームが小さいことも多く、1人で任される業務範囲が広くなりがちです。
そのため、地方拠点にいるうちに仕事を一通り覚えてもらって、都心部に異動して活躍してもらおうと考えています。
都心勤務のデメリット
地方配属になると都心部配属に憧れますが、デメリットもあります。
同期が多く、競争が激しい
本社などの大きな拠点では同期も多く、出世競争が激しいです。
うまく成績を残せず、地方転勤する同期もたくさん見てきました。
業務量が多く、難易度も高い
本部のある都心勤務の場合、業務量が多く、難易度も高くなりがちです。
若手時代にはプレッシャーも大きく、うまくいかないことが多いと自信をなくしてしまいますよね。
物価が高く、生活が厳しい
会社にもよりますが、基本的に若い頃は給料は勤務地関係なく横並びです。
都心は物価も高かったり、住居も狭かったりと生活がしんどいです。
地方勤務で辛かったことも参考にしてみてください。
地方配属は出世に影響する?
地方配属になると、出世にはどう影響するでしょうか。
若手時代は影響しにくい
新人で地方配属なったケースは、出世への影響は大きくないと感じてます。
まだ経験を積む前で成績に差もないためです。
しっかりと配属先で結果を残せば十分に出世できます。
中堅以降は要注意
一方で、経験年数があるにも関わらず地方配属になった場合は要注意です。
管理職やポジションのある転勤なら良いですが、役職もなく異動となった場合は左遷されてしまった可能性大です。
地方配属から出世できるか見極める方法
地方配属から出世できるか、見極めるヒントを紹介します。
会社の異動方針
会社により異動のパターンはある程度決まっています。
例えば、以前の会社では職種が変わる異動や担当ビジネスが変わる異動は珍しかったです。
また、最初の配属地勤務がおおよそ5年以上と決まっていました。
今いる会社の異動パターンがどうなっているか、確認してみましょう。
自分の先輩・上司の経歴
一番参考になるのは、先輩や上司の異動履歴です。
異動のルートや傾向が見えてきます。
地方配属から出世するためにできこと
地方配属から出世するために、明日からできることを紹介します。
まずは配属先で結果を残す
配属先でしっかりと仕事に取り組みましょう。
目立つ必要はないですが、年次にあった結果を残し上司にアピールしましょう。
「本部でもやっていけそう」と感じさせることができれば、推薦してもらえるチャンスが広がりますよ。
スキルを磨く
比較的落ち着いてる地方配属の間に、スキルを磨いておきましょう。
例えば経理であれば簿記を取っておいたり、エクセルスキルを磨いたり、語学力をつけたりです。
社内ネットワークを広げる
配属先だけでなく、他の拠点とネットワークを広げておくのも有効です。
他の拠点でも自分のウワサにしてもらえるようになれば、拠点間の異動候補者に挙がっていきます。
地方配属だからとすぐ転職を考えるのはキケン
地方配属になって、転勤を考えるのは自然な反応です。
とはいえ、転職で語れる経験やスキルがないまま転職活動を始めるのはキケンです。
まずはキャリアを振り返ろう
キャリアを振り返り、自分の強みや経験を振り返りましょう。
転職をするにも、「なぜ転職するのか」「今後のキャリアをどう考えているか」を自分の言葉で表現できないと転職がうまくいきません。
「なぜ転職するのか」「今後のキャリアをどう考えるか」という転職の軸がはっきりせず、間違った選択をしてしまうかもしれないからです。
地方配属で転職が頭によぎったときに考えたいことを参考に転職の準備をしてみましょう。
プロにキャリア相談をする
周囲に信頼できる相談相手がいない場合には、プロに相談するのもアリです。
経理など管理部門の人ならMS-Japan
管理部門のキャリア支援に強いMS-Japanは、無料のキャリア相談を定期的に開催しています。(すぐ転職を考えていなくても相談可能)
- 経理・財務専門キャリアアドバイザーとの相談会
- 簿記試験合格後のキャリア相談
- 実務経験ある30代以上の簿記試験受験者向けキャリア相談
- 転職を中長期で考えたい経理・財務職向けの相談会 など
相談会は電話やオンラインでも対応されていますので、気軽に申し込めますよ。
相談会メニューや申込方法は公式HPより確認してください。
経理以外にチェンジするなら20代の転職相談所
20代の転職相談所は、その名の通り20代の転職にまつわる相談に乗ってくれます。
20代ならではの悩みに応じて幅広いメニューがあり、すぐに転職を考えてなくても無料で相談を受け付けてくれます。
- 「初めての転職」疑問解消
- 新卒入社から早期離職相談
- 「2回目以上の転職」相談
- 「脱ブラック企業」相談 など
相談はWeb・電話対応なので、いまの勤務場所に関係なく利用できますよ。
【まとめ】地方配属でも負け組とは限らない
ぼくも地方配属になりショックを受けましたが、だからといって負け組だと悲観していてはもったいないです。
全国展開のある会社の正社員なら、転勤は避けられません。
地方配属から出世できるかどうかは、会社の異動方針や先輩・上司の経歴から確認してみましょう。
転職が頭によぎるのは自然の反応ですが、転職の軸や事前準備が大切です。
正直、地方配属になったことを悲観的して自分の人生が止まってしまうのはもったいないです。
ぼくが地方配属でもどうにか乗り切れたのは、”転職する”という目標のために生活していたからです。
まずは今の自分ができることを考えて、少しでも人生を進めていきましょう!
このブログでは、「経理の仕事に興味あるけどイメージがつかない」、「転職したいけど何からすればわからない」人向けに有益な情報を発信しています。
少しでも役に立てれば嬉しいです!ではではー。